【北消防署・山口分署】セントポーリア愛の郷で合同訓練を実施しました!
更新日:2024年11月8日
ページ番号:28084023
セントポーリア愛の郷で合同訓練を実施
令和6年10月11日、【特別養護老人ホーム】セントポーリア愛の郷(山口町上山口)の協力のもと、施設職員30名、消防機関10台35名が参加した局地的集団災害訓練を実施しました。
地震により施設内において多数の負傷者が発生したと想定し、負傷者全員が救急搬送されるまでの現場活動の流れをこの訓練で確認しました。
訓練のようす
施設職員による負傷者搬送
消防機関が到着する前に、施設職員が救護活動を行いました。
歩くことができる負傷者は、施設職員に誘導され移動し、
できない負傷者は、担架や車いすを使用しての搬送となりました。
施設職員の皆様は、安全で確実な搬送を手際よくされており、
大変頼もしく感じました。
また、負傷者役としても協力していただきました。
消防隊による活動
トリアージ
※1
※2
消防機関が到着した後の写真です。
負傷者の緊急度や重症度に応じて治療や搬送の優先順位を決めることを「トリアージ」といいます。
多数の負傷者が発生した災害現場では、「トリアージタッグ」(写真※1参照)を使用して負傷者の状態を記録します。
負傷者の情報は、すべて現場指揮本部(写真※2参照)へ集められ管理します。
搬送順位の決定
「トリアージタッグ」を付けられた負傷者は、緊急度や重症度によって色分けされたシート上へ移動します。
写真の赤いシートへ搬送されるのが「最も緊急を要する負傷者」です。
さらに、赤いシートへ搬送された負傷者の中でも、救急救命士が救急搬送の優先度を判断します。
救急搬送
最も緊急を要する負傷者から救急搬送を開始します。
おわりに
セントポーリア愛の郷のご協力により、建物や敷地を使用させていただき、非常に有意義な訓練となりました。
消防職員はもとより、施設職員の皆様にとっても貴重な経験になったのではないでしょうか。
このような合同訓練を通して顔の見える関係を構築し、今後も地域の皆様との連携を深めていきます。