【消防局】消火器の不適正な訪問点検にご注意ください!
更新日:2019年12月13日
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西宮市内でトラブルが発生しています。
最近、西宮市内において、消火器を設置している事業所等に対して、普段から出入りしている点検業者(契約業者)を装って点検を行い、後になって、契約を交していない(不適正な)点検業者であったと気づき、トラブルとなる事案が多数発生しています。
トラブルに遭わないためにも、次のことに留意して不適正な点検業者の来訪に注意するよう、社員、従業員等に周知徹底をしてください。
本社のほうで言われて消火器の点検に来ました。等と言ってくる場合があります。
【不適正な訪問点検業者の手口】
- 前日若しくは当日に事前連絡を入れ、契約している業者を巧妙に装い、勘違いをさせる。(予告なしで、突然訪問する場合もあります。)
- 訪問時、応対した人に簡単に説明し、「預かり書」に見せかけて「契約書」にサインを求める。
- 契約している点検業者でないことに気づく前に、素早く消火器を回収し、車に積み込む。
- サインの入った契約書を見せて、合法的な契約であることを主張し、支払いを求める。また、点検した消火器は、現金を支払うまで返さないと言う。
【トラブル防止のポイント】
- 身分証明書等の提示を求め、契約している点検業者か確認する。
- 必要に応じ、防火管理者や消防用設備点検の契約を担当している部署に確認する。
- 契約業者でない場合、曖昧な意思表示をせずハッキリと点検を断る。
- 差し出された書面に、不用意にサインや押印をしない。
従業員等(アルバイト、契約社員、臨時社員も含めて)への周知徹底、特に受付担当の方、窓口担当の方への周知徹底がトラブル防止のカギとなります。
アルバイト等しかいない日を狙う場合もありますので、ご注意ください。
消火器点検に関する電話、訪問があれば必ず、契約業者であるか確認しましょう。
下記事例は、実際に当市で発生した事例です。
【トラブル事例1】
「点検業者の〇〇です、消火器の点検に行きます。」と電話があり、同日に前記業者が5本の消火器を持ち帰り、代替として2本の消火器を置いて帰った。その際、点検代金として約4万円の契約書にサインした。対応した担当者はいつも点検を依頼している業者と勘違いしており、そのことに気付いた翌日に当該業者にキャンセルの電話を入れるも受け付けられず、契約書内にクーリングオフが不可である旨の記載があった。消費者センターに電話相談するも、業者間での契約はクーリングオフが適用されないとの回答があり、代金の支払いについて、点検業者と押し問答の末、業者から「弁護士を通じて訴える。」と言われた後、特段の連絡はなく、点検のため引き取られた消火器5本については、返却されていない。
【トラブル事例2】
「消火器の点検時期が来ました。2年経ったので点検に行きたい。近くに来たので今から向かいます。」と連絡があり、点検業者〇〇のNという男性が現れ、「店内の消火器を確認します。確認後、点検のため持ち帰ります。」と言って、店外に点検が必要な4本の消火器を持ち出し、店外の路上で「ここに、サインして下さい。」と言われ、従業員はサインした。その後「点検したので今から持っていく。その時お金を支払って欲しい。」と連絡があり、従業員が本件について本社に報告したところ、本社も把握していないという事実が発覚した。本社から点検業者〇〇へ支払う意思がない旨連絡すると、「こちらは点検を済ませてる!支払わないつもりか!」と恫喝された。
【消防用設備等の適正な維持管理及び点検・報告について】
消防用設備等の適正な維持管理及び点検・報告についてのご案内(PDF:3,324KB)
【関係団体へのリンク】
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