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令和6年能登半島地震派遣職員報告会

更新日:2024年9月2日

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令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
まだまだ災害による影響が残るなかで、復興へと進んでいるところであり、西宮市としても可能な支援を続けてまいります。
その一旦として、西宮市は、関西広域連合(兵庫県)が決定した対口支援(カウンターパート支援)先の石川県珠洲市等への職員派遣を実施しました。

災害派遣職員による職員向け報告会を実施

西宮市は石川県珠洲市を中心として、令和6年能登半島地震で被災された地域へ派遣した職員による西宮市職員への報告会を実施しました。

●目的

被災地でしか、わからないこと・感じられないことを今回は災害派遣に従事しなかった西宮市職員に共有することで、職員全体の防災意識の高揚を図ること

●実施日時

令和6年8月23日(金曜日) 10:00~12:00

●実施方法

会場実施・オンライン配信・録画配信

●報告内容

各業務ごとに被災地の現状並びに職員が実際に災害対応業務に従事して感じた課題や問題点等及び現地で感じた被災地のことについて報告がありました。

・健康支援業務等

(派遣職員:保健所職員9名 派遣期間:3月4日~23日 派遣地:石川県穴水町)
健康相談や体調確認のため、避難所訪問や全戸訪問を実施
また幼児健診支援等にも従事
他町の住民に対して、短期的な職員によるケアの難しさ等を実感した

・緊急消防援助隊

(派遣職員:消防職員25隊100名 派遣期間:1月15日~2月21日 派遣地:石川県輪島市 他)
捜索救助活動と地元消防本部の支援に従事
地元消防本部の支援として救急出動や災害実態把握等を行う
捜索救助活動として輪島市朝市通りの大規模火災現場、大規模土砂災害現場で活動を実施
厳しい現場環境の中での活動であり、後方支援や他機関との連携の重要性を改めて認識した

・避難所運営支援

(派遣職員:市職員2名 派遣期間:1月14日~1月19日 派遣地:石川県珠洲市)
被災地の避難所運営や状況調査を行い、関係部署と情報共有・報告をする
また、指定避難所以外にも地域住民が集まっている集会所等にも訪問をして、実態調査を実施した
住環境整備の重要さの再確認と地域住民の協力なしでは立ち行かないことを実感した

・家屋被害認定調査

(派遣職員:市職員2名 派遣期間:2月10日~2月16日 派遣地:石川県珠洲市)
家屋被害認定調査1次調査第6陣として従事する
建物の被害程度の調査・記録を行い、罹災証明の発行等に向けての資料となる
罹災証明は生活復興への第一歩となるため迅速かつ的確に行う必要があると認識した

・震災・学校支援チーム(EARTH)

(派遣職員:市立教職員5名 派遣期間:1月15日~19日、1月29日~2月2日、2月5日~9日、3月11日~15日 派遣地:石川県珠洲市)
現地教育員会等と連携して、学校再開支援・子どもたちの心のケア・学校環境整備・応急教育支援等を行う
子どもたちの安心安全、居場所と繋がりを守るために支援をしました
子どもからの思いを聞いたり、感じたりと改めて考えさせられる派遣となった

・義援金等事務支援

(派遣職員:市職員2名 派遣期間:4月12日~19日 派遣地:石川県珠洲市)
全国から集まった寄附等を被災者のもとに届けるための事務作業に従事
罹災証明書等を基に被災状況や被害程度を確認しつつ、申請の受付や申請書類の整理等を進めていった
被災者への迅速な義援金支援ができるよう、申請受付時の記載内容確認とその後の膨大な事務処理効率化が重要かつ課題だと感じるものとなった

今後の西宮市の取り組みについて

阪神淡路大震災から30年が経過することもあり、本市では大規模災害による被災経験のない職員が多数を占める状態となっています。

そこで各地の被災経験や知見を有意義にするためにも、本市の災害対応業務に災害派遣による経験を反映して防災力向上につなげてまいります。

また、災害が無いことに越したことはないですが、阪神淡路大震災時に本市が受けた全国各地からの温かい支援への感謝の気持ちを忘れずに今後も積極的に被災地支援に努めてまいります。

西宮市六湛寺町8-28 西宮市役所第二庁舎4階

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