生物保護地区(甲山湿原)について
更新日:2014年2月27日
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昭和50年12月1日(1975年)、甲山町、仁川町の一部約7.09haを生物保護地区(甲山湿原)として指定しています。また、当該地区の中で特に保護が必要な約0.88haを立入制限地区に指定しています。湿原の保存管理ついては、樹木の剪定や枯損木の除去のほか草刈作業などを行い、生育環境の保全に努めています。また、多くの人々に貴重な自然に触れる場を提供するため、甲山湿原観察園を設けています。
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甲山湿原観察園にて見ることができる植物
甲山湿原観察園にて、生物保護地区に生息する植物を見ることができます。
キセルアザミ
キク科(アザミ属)
学名:Cirsium sieboldii
花期:8~10月
草丈:50~100センチ
葉は、まばらに互生し、下部にいくほど大きくなります。
花は、紅紫色で茎の先端に横向きまたは斜め下向きに1個つけ、花が終わると上向きになります。
ミズギボウシ
ユリ科(ギボウシ属)
学名:Hosta longissima
花期:8月の終わりから9月まで
草丈:40~65cm
長さは、10~30cm。
幅は、1.5~2cm。
花茎を伸ばし、斜め下を向いて淡紫色の花を3~5個つけます。
モウセンゴケ
モウセンゴケ科(モウセンゴケ属)
学名:Drosera rotundifolia
花期:6月~8月
葉に腺毛があり,粘液を分泌して小さな虫を捕獲する食虫植物です。渦巻き状に旋回する花穂に白い花をつけます。
ノハナショウブ
アヤメ科(アヤメ属)
学名:Iris ensata var. spontanea
花期:4月~5月
草丈:40~100センチ
茎頂に直径約10センチの赤紫色の花をつけます。外花被片は3個あり、外側に反り返り、基部には黄色の斑紋があります。
ヌマガヤ
イネ科(ヌマガヤ属)
学名:Moliniopsis japonica
草丈:20~30cm
8月~10月にかけて花穂を形成しています。
サワギキョウ
キキョウ科(ロベリア属)
学名:Lobelia sessilifolia
花期:8月~9月
草丈:60~90cm
花の色は青紫です。
サワヒヨドリ
キク科(フジバカマ属)
学名:Eupatorium lindleyanum
花期:8月~9月
草丈:40~80cm
ヒヨドリが鳴く頃、湿地に咲くことからサワヒヨドリとういう名前がつきました。
サワシロギク
キク科(シオン属)
学名:Aster rugulosus
花期:7~8月
草丈:50~60cm
シロイヌノヒゲ
学名:Eriocaulon sikokianumホシキク科(ホシキク属)
花期:8~9月
草丈:高さ10~30cm
頭状花序は半球形、白色、径5~7mmで総苞片は長卵状皮針形、花群より長く突き出ます。
スイラン
学名:Hololeion krameriキク科(スイラン属)
花期:
草丈:50~100cm
根茎から細い地下茎を長く伸ばし、根生葉は長さ10~30cmの線状披針形をしています。