つらいな、とおもったら

～みなさんへの大切(たいせつ)なおねがいです～

悩(なや)みや困(こま)りごと、ぜったいにひとりで抱(かか)えないで！

みなさんは、「人権(じんけん)」ってきいたことがありますか？

「人権(じんけん)」とは、みんなのいのちが守(まも)られ、幸(しあわ)せにいきていくために必要(ひつよう)な権利(けんり)で、みんなが生(う)まれたときから持(も)っている、本当(ほんとう)に大切(たいせつ)なものなんですよ。
みなさんのまわりの人(ひと)たちの人権(じんけん)を大切(たいせつ)にすることも大事(だいじ)なのですが、みなさん自身(じしん)にも人権(じんけん)があります。
なので、みなさんには、自分(じぶん)の人権(じんけん)を自分(じぶん)の手(て)で大切(たいせつ)にしてあげることができる、ということを、まず初(はじ)めに知(し)っておいてほしいのです。

みなさんは、学校(がっこう)や家(いえ)など毎日(まいにち)の生活(せいかつ)の中で、「つらい」と感(かん)じることはありませんか？
また、そんな思(おも)いをひとりで抱(かか)え込(こ)んだり、どうしたらいいかわからない、といったことはありませんか？
そんな時(とき)は、ぜったいにひとりで抱(かか)えないで、まわりの大人(おとな)に相談(そうだん)してください。
でも、もし、おうちの人(ひと)や、先生(せんせい)に相談(そうだん)できなかったときでも、大丈夫(だいじょうぶ)！
そんな時(とき)に、みなさんが相談(そうだん)できるところがある、ということを知(し)っておいてほしいのです。

みなさんは、「人権擁護委員(じんけんようごいいん)」って聞(き)いたことがありますか？
人権擁護委員(じんけんようごいいん)は、まちの人(ひと)たちの人権(じんけん)を守(まも)るため活動(かつどう)している人(ひと)たちで、みなさんの身近(みぢか)な相談(そうだん)相手(あいて)なんですよ。
みなさんの悩(なや)みや困(こま)りごとをじっくり聴(き)き、どうしたらよいか一緒(いっしょ)に考(かんが)えてくれます。
相談(そうだん)したことのひみつは守(まも)られます。（親(おや)や先生(せんせい)に知(し)られたくないようなことでも大丈夫(だいじょうぶ)。）
また、どんな相談(そうだん)でもお金(かね)はかかりません。安心(あんしん)して相談(そうだん)してください。
みなさんから人権擁護委員(じんけんようごいいん)に相談(そうだん)したいときは、こんな方法(ほうほう)がありますよ。

その1.「手紙(てがみ)をだす」

その2.「会(あ)って話(はな)す」

その3.「電話(でんわ)をかける」

その4.「メールで伝(つた)える」

毎年(まいとし)、学校(がっこう)からみなさんに配(くば)られているものですが、見(み)たことありますか？
みなさんの悩(なや)みや困(こま)っていること、相談(そうだん)したいことを書(か)いて、ポストに入(い)れるだけなので、ぜんぜん難(むずか)しくありませんよ。
みなさんが送(おく)ってくれたお手紙(てがみ)は、人権擁護委員(じんけんようごいいん)に届(とど)きます。
お手紙(てがみ)を読(よ)んだあと、悩(なや)みの解決方法(かいけつほうほう)など、どうしたらよいか考(かんが)え、
人権擁護委員(じんけんようごいいん)からみなさんへ、一通一通(いっつういっつう)お返事(へんじ)を書(か)いて送(おく)ってくれますよ。

とは言(い)っても、みなさんの悩(なや)みや困(こま)りごとを文字(もじ)に書(か)くことが、なかなか難(むずか)しいこともありますよね…。

そんな時(とき)は、人権擁護委員(じんけんようごいいん)に直接(ちょくせつ)会(あ)って、お話(はなし)をしてみてください！
上手(じょうず)に話(はな)せなくても大丈夫(だいじょうぶ)、あなたの話(はなし)をじっくり聴(き)き、どうしたらよいかを一緒(いっしょ)に考(かんが)えます。
（もし、ひとりで来(く)るのが心配(しんぱい)な時(とき)は、保護者(ほごしゃ)の方(かた)に付(つ)き添(そ)ってもらってくださいね。）

どちらも相談(そうだん)の予約(よやく)はいりません。気軽(きがる)に来(き)てみてくださいね。

悩(なや)みがあっても、時間(じかん)が合(あ)わなかったり、家(いえ)から遠(とお)かったり、
わざわざ相談(そうだん)にくることが難(むずか)しいこともありますよね。
そんな時(とき)は、こちら、「こどものための専用相談電話(せんようそうだんでんわ)」に電話(でんわ)してみてください。

人権擁護委員(じんけんようごいいん)、または法務局(ほうむきょく)の職員(しょくいん)の方(かた)につながりますので、気軽(きがる)にかけてみてください。
うまく話(はな)せなくても大丈夫ですよ。あなたのお話(はなし)をじっくり聴(き)いてもらえます。
電話(でんわ)の受付時間(うけつけじかん)は、平日(へいじつ)午前(ごぜん)8時(じ)30分(ぷん)から午後(ごご)5時(じ)15分(ふん)までです。

とはいっても、電話(でんわ)をかけることがニガテだったり、受付時間(うけつけじかん)中(ちゅう)に電話(でんわ)をするのが難(むずか)しいことだってありますよね。

そんな時(とき)は、メールで、いつでも相談(そうだん)することができます。
パソコンを持(も)ってなくても大丈夫(だいじょうぶ)、スマホやケータイから簡単(かんたん)に利用(りよう)できますよ！
（ただし、インターネットに接続(せつぞく)する必要(ひつよう)がありますので、インターネットの通信設定(つうしんせってい)などがよく分(わ)からないときは、保護者(ほごしゃ)の方(かた)に聞(き)いてみましょう。）

※次(つぎ)の行(ぎょう)をクリックすると、「こどもの人権(じんけん)SOS-e(えすおーえすいー)メール」の使(つか)いかたを案内(あんない)するページにすすみます。

こどもの人権(じんけん)SOS-eメール【法務省(ほうむしょう)のホームページ】（外部サイト）

～さいごまで見(み)てくれたみなさんへ～

悩(なや)みや困(こま)りごとは、ぜったいにひとりで抱(かか)えないで、まわりの大人(おとな)に相談(そうだん)しましょう。

そして、自分(じぶん)の「人権(じんけん)」をたいせつにしてあげましょう。