ペットと暮らすシニア世代の方へ
更新日:2024年4月4日
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シニア世代になってもペットと楽しく、安心して暮らすために必要なことを考えてみませんか?
ペットとの暮らしは私たちの生活に生きがいや彩りを与えてくれ、肉体的、精神的な健康を増進してくれるとも言われています。ペットの寿命は年々伸び、犬や猫は15年以上生きることも珍しくありません。万が一自分が病気などになり、飼い続けることができなくなったときにどうするか。そんな事も考えて、対策をとっておくことが必要です。
ペットを飼う前に考えてみてください。
ペットの寿命・飼うのにかかるお金のこと・飼い主の体力のこと
こんな相談が寄せられています。
・飼い主が亡くなり、ペットが残されてしまい、残された親族の方も飼えない。
・飼い主が老人ホームに入らないといけなくなり、ペットを手放さなければならない。
・飼い主が病気で入院することになり、預かってもらえるところが分からない。
・飼い主にお金がなく、ご飯代や動物病院にかかるお金が出せない。
・飼い主に体力がなくなり、ペットの散歩などの世話ができない。
・飼い主に体力がなく、高齢になったペットの介護ができない。
終生飼育と飼い主責任
飼い主には、ペットがその命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があります。どうしても飼えなくなった場合でも、飼い主が先に亡くなった場合でも、ペットが安全に安心して暮らせる環境を用意してあげることが飼い主の責任です。
困った時のための備え
一時的に預ってもらう先を見つけておきましょう。
ケガや病気で飼い主が突然入院しなければならない場合などに備え、ペットの一時的な預け先を見つけておきましょう。
飼い主と親しく、ペットもよくなついている預け先があれば安心です。普段からのコミュニケーションを大切にし、いざという時にペットの世話や預かりをお願いできる間柄を築いておきましょう。
ペットホテルなどの民間事業者に預ってもらう方法もあります。犬や猫を預ってもらう場合は、あらかじめワクチンを接種しておくことが条件となることが多いです。ペットホテルの料金などを、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
民間事業者のサービスを利用したり、動物病院などで専門的なアドバイスを受けてみましょう。
ペットシッターは、飼い主の自宅を訪問し、飼い主の代わりに散歩などのペットのお世話を行います。トリミングサロンは、シャンプーや被毛のカットなどを行います。爪切りや毛玉取り、耳掃除なども頼めます。送迎してくれる事業者もあります。利用料金は、ペットの大きさや種類・事業者によって異なります。民間事業者のサービスや店舗などは、電話帳、情報誌、インターネットなどで探すことができます。
また、かかりつけの動物病院で相談やアドバイスなどを受けてみましょう。往診などをしてくれる動物病院もあります。
新しい飼い主にゆだねることも考えましょう。
ペットを幸せにするには体力も経済力も必要です。ペットが幸せに暮らせるよう、飼い主の万一の場合に備え、新しい飼い主を飼い主自身で予め見つけておくのも、愛情の一つです。
(※)ペットシッターやペットホテルなどは、法律に基づき第一種動物取扱業者としての登録が必要であり、西宮市動物管理センター(電話:0798-81-1220)にてご相談に応じて登録業者の一覧などのご案内も可能です。
環境省パンフレット「共に生きる 高齢ペットとシルバー世代」(外部サイト)
お問い合わせ先
西宮市鳴尾浜2丁目1-4
電話番号:0798-81-1220
ファックス:0798-81-1210