令和5年度 水道・下水道事業決算
水道・下水道ともに黒字も厳しい経営状況が続く見込み
水道事業
収益的収支(水道水を作るための収入と支出)は、収入101億5303万円、支出95億668万円で、差し引き6億4635万円の黒字でした
料金収入 | 86億700万円 |
---|---|
分担金 | 2億1300万円 |
その他 | 13億3300万円 |
維持管理経費 | 68億8700万円 |
---|---|
資本費 | 28億1200万円 |
その他 | 800万円 |
純利益 | 6億4600万円 |
人件費 | 13億3500万円 |
---|---|
物件費 | 19億1900万円 |
受水費 | 34億3300万円 |
減価償却費等 | 25億6700万円 |
支払利息 | 2億4500万円 |
その他 | 800万円 |
決算の特徴(前年度比)
- 収入
- 4008万円減(料金収入等が減少したため)
- 支出
- 1億907万円減(委託料等が減少したため)
水道水1立方メートル作るのに175円必要でした
原水を調達する | 7円 |
---|---|
浄水場で水をきれいにする | 17円 |
浄水場から皆さんの蛇口まで水を届ける | 69円 |
検針・料金徴収等の費用として | 13円 |
阪神水道企業団・県営水道から受水する | 69円 |
計175円 |
1立方メートルは2リットルペットボトル500本分
水道施設を整備するのにかかった経費は…
水道施設の整備として、老朽化した水道管の耐震化や浄水場の整備工事などを行い、39億7400万円を支出しました。支出は、企業債の借り入れ等の収入(13億5800万円)や減価償却費等の現金支出を伴わない費用等の内部留保資金(26億1600万円)で賄いました
下水道事業
収益的収支(下水を処理するための収入と支出)は、収入115億9478万円、支出114億798万円で、差し引き1億8680万円の黒字でした
使用料 | 52億3700万円 |
---|---|
雨水処理負担金 | 24億4400万円 |
その他 | 39億1300万円 |
維持管理経費 | 36億1600万円 |
---|---|
資本費 | 76億4100万円 |
その他 | 1億5100万円 |
純利益 | 1億8600万円 |
人件費 | 5億1700万円 |
---|---|
物件費 | 30億9900万円 |
減価償却費等 | 70億300万円 |
支払利息 | 6億3800万円 |
その他 | 1億5100万円 |
決算の特徴(前年度比)
- 収入
- 2億4723万円増(雨水処理負担金等が増加したため)
- 支出
- 1億8806万円増(資産減耗費等が増加したため)
1立方メートルの生活排水等をきれいな水に変えるのに100円必要でした
家庭等の汚水を浄化センターに集める | 27円 |
---|---|
汚水をくみ上げ、浄化センターまで流す | 7円 |
集められた汚水を浄化する | 61円 |
使用料徴収等の費用として | 5円 |
計100円 |
1立方メートルはトイレを1回流すのに平均6リットルを約167回分。
下水道施設を整備するのにかかった経費は…
下水道施設の整備として、浸水対策や下水処理場などの設備・下水道管の老朽化対策工事等を行い、111億3700万円を支出しました。支出は企業債の借り入れ等の収入(65億5900万円)や減価償却費等の現金支出を伴わない費用等の内部留保資金(45億7800万円)で賄いました
持続可能な事業運営を目指して
今後も水道施設や下水道施設の老朽化に伴う整備や、地震や浸水等による被害の軽減対策等により多くの費用を見込んでいます。
一方、収入の根幹となる料金・使用料収入は、人口減少や節水機器の普及等で減少が進むと予測され、経営状況はさらに悪化することが予想されます。
皆さんの生活に不可欠なサービスの提供を将来にわたって持続していくため、社会情勢の変化等を踏まえた料金・使用料体系を検討するとともに、業務改善を図りながら、効率的な事業運営に努めます。
上下水道の使用開始・中止の申込、漏水修繕等の問合せは
上下水道局電話受付センター
0798・32・2201
0797・61・1703
078・904・2481
受付時間 午前8時45分~午後8時(土曜・日曜、祝日・休日は午後5時半まで)