石井市長の「てくて句 歳時記」
今月の一句!
北おろし まちと人とを 育みて
西宮市長 石井 登志郎
今年の本市での大ニュースは、何といっても、西宮が本拠地の阪神タイガースが38年ぶりにプロ野球日本一に輝いたことです。先日は、岡田監督と兵庫県出身の5選手が市役所前で行った日本一報告会に来てくれました。西宮市民の岡田監督は、手続きで市役所に来た逸話や、「優勝して喜びを分かち合えるのは皆さんの応援のおかげ」と会場を埋め尽くしたファンに話しました。報告会は、西宮商工会議所、西宮青年会議所とともに実行委員会を結成して開催し、市立保育所園児からの花束贈呈や、市吹奏楽団による六甲おろしの演奏など、西宮らしい温かな雰囲気に包まれました。夢と感動を与えてくれた監督や選手の皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、六甲おろしとは、六甲山系から冬に吹き降ろす風のことで、本市の発展に大きな関係があります。本市の礎ともいえる酒造りでは、六甲おろしが蒸米などの冷却を効率的に行うことに都合がよく、宮水とともに酒造業が盛んになった要因と言われています。
そう考えると、冬の冷たい六甲おろしもありがたく思えます。特にタイガースが日本一となった今年は、さっそうとその風を受けていこうと思います。今年もあとわずか、引き続き頑張ってまいります!
日本一報告会の様子