平成29年度 西宮市民文化賞受賞者紹介(井上 晃一 さん)
更新日:2017年12月22日
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井上 晃一 さん
前 西宮市医師会看護専門学校長
西宮市医師会顧問
井上 晃一 さん プロフィール
昭和38年(1963年)に兵庫県立神戸医科大学を卒業後、同医科大学大学院医学研究科眼科専攻に在籍し、昭和43年(1968年)神戸大学医学部附属病院の眼科助手として勤務。その後、兵庫県立加古川病院眼科医長、財団法人甲南病院眼科部長を経て、昭和54年(1979年)西宮市甲風園に井上眼科医院を開設した。現在は、中内眼科クリニックの勤務医として診療を行い、38年もの永きにわたり地域住民の健康管理に力を注いでいる。
本市においては、昭和59年(1984年)から10年間西宮市医師会理事を、平成6年(1994年)から6年間は同会の副会長を務めた。以後、同会の監事等を歴任し、平成18年(2006年)より顧問として、市民の健康増進のために、医師会の発展と会員の資質向上に尽力している。
また、昭和59年(1984年)から10年間西宮市医師会准看護学院運営委員、平成6年(1994年)から平成8年(1996年)までは同学院の副学院長を務めた。その一方で看護婦学校設立検討会委員、看護専門学校設立準備委員会委員にも就任し、阪神・淡路大震災後の混乱期に、看護師育成のための新たな課程の開設や校舎の新築移転等に精力的に取り組み、西宮市医師会看護専門学校の礎を築いた。平成18年(2006年)から平成29年(2017年)まで同専門学校の校長を務め、卓越した指導力と豊かな経験を活かして、地域医療の要となる看護師の育成に力を尽し、本市の保健衛生の向上に大きく貢献した。
さらには、昭和55年(1980年)から36年もの間、瓦木幼稚園や樋ノ口小学校をはじめとする市内の幼稚園の園医や小・中学校の学校医等を歴任。子供達の健やかな成長を永年にわたり支え続け、本市の学校保健の促進にも寄与した。
このほか、西宮市学校保健会理事、西宮市予防接種協議会部会長、西宮市行財政改善懇話会委員、西宮市社会教育委員など数多くの委員に就任し、保健衛生分野に限らず、本市の学校保健・地域保健・社会教育などの分野においても豊富な専門知識で的確な指導・助言を行った。
これらの功績により、平成6年(1994年)兵庫県公衆衛生協会長表彰(公衆衛生功労)、平成8年(1996年)西宮市教育長・西宮市学校保健会長表彰(学校保健功労)、平成19年(2007年)兵庫県知事表彰(健康づくり功労)、平成20年(2008年)兵庫県教育長・兵庫県学校保健会長表彰(学校保健功労)、平成28年(2016年)兵庫県知事表彰(学校保健功労)を受賞。
西宮市医師会看護専門学校の礎を築く
~西宮市の地域医療の充実と保健衛生の向上に大きく貢献~
西宮市医師会副会長、西宮市医師会准看護学院副学院長等を歴任され、変化する医療環境を的確に把握して、看護師育成のための新たな課程の開設や校舎の新築移転に精力的に取り組み、西宮市医師会看護専門学校の礎を築かれました。
西宮市医師会看護専門学校長として、卓越した指導力と豊かな経験で地域医療の要となる看護師の育成に尽力し、本市の地域医療の充実と保健衛生の向上に大きく貢献されました。
平成19年(2007年)4月
西宮市医師会看護専門学校校長室にて
執務中の井上先生
平成23年(2011年)4月
大阪ガス今津総合グラウンド体育館にて
西宮市医師会看護専門学校の体育祭で、教員一同と記念撮影
平成26年(2014年)6月
西宮市医師会看護専門学校講堂にて
戴帽式での学校長挨拶
平成29年(2017年)3月
西宮市医師会看護専門学校講堂にて
卒業式での学校長挨拶
西宮市社会教育委員など各種委員に就任
~幅広い分野で西宮市の行政推進に寄与~
永年にわたり園医や学校医等を務められ、本市の学校保健の促進に力を注ぐ一方、西宮市社会教育委員をはじめ幅広い分野において各種委員に就任し、豊富な専門知識で的確な指導・助言を行い、本市の行政推進にも寄与されました。
平成29年(2017年)10月
勤務先の中内眼科クリニックにて
優しく丁寧に診察