芥川賞受賞の松永K三蔵さんに西宮市文化芸術特別賞を贈呈
更新日:2024年11月20日
ページ番号:75417192
実施日:2024年11月19日
11月19日(火曜)、西宮市役所で西宮市文化芸術特別賞の贈呈式を行いました。
西宮市文化芸術特別賞は、文化芸術の分野で優秀な成果をあげ、市のイメージアップなどに特別に貢献された個人または団体に贈るものです。
今回の受賞者は、小説「バリ山行」で第171回芥川龍之介賞(以下、芥川賞)を受賞した西宮市在住の松永K三蔵(まつなが・けー・さんぞう)さんです。
石井市長は「小説を読ませていただき、大変読みやすかったという印象と、この小説の中に西宮の地名がたくさん出てきて、西宮市民からすると気持ちが高揚するような小説でした。芥川賞の受賞は本当に市のイメージアップにもなりますし、また、西宮で育たれた松永さんの歩みは、西宮の子供たちにとっても、とても良い刺激になると思います。文化芸術特別賞をお受けいただいたことに感謝を申し上げるとともに、今後のご活躍を心より祈念します。誠におめでとうございます。」とお祝いの言葉を述べました。
松永さんは「私は物心がついてから西宮に移り、小・中・高・大学もずっと西宮です。中学生以来ずっと小説を書いてきましたが、昔から書いてきた小説の舞台には西宮市が多く現れてきます。考えてみると、作品を生む中で、西宮のまち、風土というものはとても大きかったなという気がします。私の中では、夙川を歩いたり、六甲山を歩いたり、香櫨園浜を眺めたりという記憶が強く残っており、そうした中で自分の中に物語が生まれて小説につながっているのだなと強く思いました。これからも私は西宮に住み、西宮、阪神間という地を舞台にした小説を書き続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。」と話しました。
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