市長定例記者会見(平成30月1月)
更新日:2018年2月26日
ページ番号:92171234
2018年1月29日資料提供
【発表項目】
(1)瓦木消防署甲東分署の移転について
(2)届け出挙式について
(3)その他
【会見録】瓦木消防署甲東分署の移転について
【市長説明】
瓦木消防署甲東分署が移転いたします。現在どこにあるかというと甲陵中学校のきわにあります。そこから西へ700mほど離れました関学の西側に移動いたします。庁舎の場所は変わりますけれども管轄区域は変更ありません。区域の図というのは、お手元にもありますが概ねこのエリアです。なんといっても昭和44年で古くなっていたと、あと大変狭い所だったので、新しくしますよというところです。勿論移動することによってどこか不都合が出たりということは当然ございません。開庁は2月9日の金曜日の朝9時半~10時で開庁式、内覧会を行い、2月12日、月曜の夕方5時半から運用を開始いたします。旧庁舎・甲陵中学校のきわでの運用が終了されます。
【質疑】
記者:職員さんの体制は変わるんですか。
市長:体制は変わらないです。去年消防の増員を決めました。元々西宮消防は人員が少なかったので、少ないながら無理してやってくれていたんですけれど、人員体制を今後増やしていきます。そんな中で変わっていくことがあるかも知れないですけれど、場所移るから変わるとか建物変わるので体制が変わるということはございません。
記者:装備が新しく変わったりということはありますか。
市長:機材は変わらないです。当局:9日の開庁式は取材の方もOKですので、是非おいでいただければと思います。
ダウンロード資料
【会見録】届け出挙式について
【市長説明】
届け出挙式と申しますのは、市役所で行う非常に簡単な結婚式ということです。ちなみに部屋はここを使いました。昨今、結婚をするけれども、式とかパーティとかは、面倒くさいのでしない、恥ずかしいからしない、お金かかるからしない、色んなそういうのがあって少なくなっています。別にそれはそれぞれのご夫婦の選択なのでいいとは思うんですけれども、折角西宮で結婚していただけるんだったら、そういえばというので、思い出に残っていただけるようなことを簡単にできればなぁと思っていて、そういうので届け出挙式というのを企画させてもらいました。要は、婚姻届を出した日に、ものすごい簡単な式を市役所で行うというものです。それを12月に行いました。ご参加いただいたのは3組のカップルだったんですけれども大変喜んでいただきましたし、ウチの市役所としてはそんなにパワーかかるものではないので、そんなに喜んでいただけるのであれば、是非もう一回やりましょうかということで、3月下旬に2回目やろうと思っています。3月26日、月曜日の午前で考えています。似たような取組みをなさっている他の自治体さんもあるみたいですけれども、ウチとしては豪勢にしようとか面白く祝おうということは全然考えていなくて、むしろこういうニーズがあるとすれば出来るだけ簡素にやりたいと、でもちゃんとやりたいと、そういうニーズだろうと思っていますので、この部屋でやります。例えば市役所の前でどうこうとかそんなのもやりません。あと人前式です。別に宗教的なものはないです。ご参列も10名程度ぐらいだったら可能ですよと。ただ、たくさん呼んでとかお食事出してとかそういうのは、それはレストランとか結婚式をするホテルであるなりそういう所でなさったらいいと思うので、市役所でするということであくまでシンプルに、と思っています。前回の12月とかでも本当にご夫婦だけでおいでいただいたカップルとかもありましたし、ご家族だけで、というカップルだったりもしました。大変シンプルなものを考えていまして、新郎新婦で入場いただいて、誓いの言葉をおっしゃっていただいて、誓約書に署名していただいて写真を撮っていただくというのが基本的な流れです。勿論そこには一般的な誓いのキスとか指輪交換というのは別に是非やっていただいていいんですけれども、例えば楽団を呼ぶであるとか歌を歌うとか、例えば牧師さん、神父さん呼ぶとか、そういうことは特に考えておりません。所要時間も1組15分程度で勿論無料で行います。是非、こういうことをやろうとご提案いただいたのは、結婚情報誌のゼクシィさんです。ゼクシィさんの方にも色んなサポートをしていただいてやりまして、今回もそういう風に考えています。今回、3月26日にやろうと思っているものも3組程度を考えています。どちらさまでもという訳ではなくて、挙式当日に西宮市に婚姻届を提出していただける方、以前結婚したけどそういえば結婚式やっていないからこれ頼みたいとかではなくて、この日に、3月26日に届け出していただける方で、お二人いずれかが市内在住、または市内在勤、在学の方、要は西宮の方にやりたいですねと思っています。応募は市役所のホームページの専用申込フォームでやっていただきたいと思っていますし、我々はこの仕事をどんどん増やしていってという風には考えていません。それやったら結婚式場でやってくださいなので、たくさん申込が来た場合には抽選で3組にさせていただこうと思っています。若いご夫婦は一番最初婚姻届を出した所から移動されることも多いとは思うんですけれども、そういえば私たちは結婚式を市役所で挙げさせてもろたねみたいなことを思っていただくとすれば、西宮への愛情、愛着なんかも持っていただけるだろうし、定住化のきっかけになったらいいなと思っております。
【質疑】
記者:12月のときは3組以上応募があったんですか。
当局:実際には4組応募がございましたけれども、ご家族の日程がつかないということでキャンセルになりまして、最終的に3組となりました。記者:実際された方から好評だったということでしょうか。
市長:そうですね。やってみて、自分たちとしても勿論お祝いさせていただいた3組のカップルも大変お喜びいただいたし、我々としてやる意味あるかどうかと思っていたところ、ないしは色んな自治体サポートしていただいているゼクシィさんとかもすごく良かったじゃないかと、ということでまたやりましょうと。記者:これもしかしたら3回目もあるかも知れないと。継続すると理解していいんですか。
市長:年に何回やりましょうとか考えている訳ではなくて、1回目は本当に手探りにやったので、訳も分からずやってみました。で、好評だったのでもう一回やってみましょうと。そういうことをまたやってもいいと思いますし、また新しい発見があったり、やっぱりこういう風なのは止めた方がいいなのか、もっとこういう風な届け出挙式にしてあげた方がもっと良さそうですねというのはやっていってもいいかなと思います。
記者:2回目も単発的な。
市長:あくまで試行です。市の事業として継続でやっていくことに決めましたとかではまだないです。
当局:これにつきましても、参加される方が決まって意向を確認して取材OKであれば、当日の取材の方もご案内させていただければと思います。
ダウンロード資料
記者:暴言に関する件になるんですけれども、市民の方々からの意見が430件届いていて、内367件が公人の発言としてふさわしくないというような批判的な内容だったと聞いています。そして議長からも声明が出て、文教住宅都市の市長としてはふさわしくない言動であったと。今後はあらゆる言動を控えよという趣旨の文言もありました。そのことについての市長の今の受け止めとしてはいかがでしょうか。
市長:勿論、大きく反省する所でございます。
記者:そこに今回尽きるということでしょうか。
市長:そうですね。
記者:今のことで市民の方からご意見が寄せられていたということなんですけれども、市民に対する説明というか、市長からのご意向を表明されることはあるでしょうか。
市長:何を説明をするんですか。
記者:発言に対して色々問い合わせが来ていることについて、説明ないしメッセージを伝えるお考えはおありですか。
市長:特にないです。
記者:当日5日の午前中の記者会見の中で、読売さんのほうから謝罪があったら市長の方からも謝罪をするということであったと思うんですが、その日の午後に、文書の方ですぐに読売さんに出されたということで、読売さんの方から謝罪があったということなんでしょうか。
市長:とられかたが誤解されてとられてるなと思ったのが、読売が謝ったら俺は謝るぞ、逆に言うと読売が謝らないのであれば俺は謝らないみたいな意味では全くなくて、自分の方として暴言吐いたことについては、読売新聞に何があっても謝るべきなので、ということで謝罪は直ちにさせていただいておりますし、改めて支局長とお話する機会もいただいておりましたので、その場でもまずお会いしてすぐの謝罪もしております。それは別に読売新聞から正直言うと謝罪いただいておりません。
記者:読売新聞から当日5日の午後に、午前中の記者会見で弊社記者が不法侵入という発言があったが不法侵入ではないので速やかに報道機関に説明を求めるという内容の文書が出されていたかと思いますが、そこについてはいかがでしょうか。
市長:不法侵入という言葉については、当日の記者会見でも訂正しているんですよ。それは不法侵入なんですかと結構言われていて、不法侵入というか、私有地に侵入されて自分が退去してくださいと申し上げたにも関わらず出ていただけなかったというのが事実ですよと。
なので、不法侵入という指摘にあたらないから訂正というのは、もうとっくに訂正はしていますけど、しかも公式に。ということで、申し入れについてはそもそも申し入れられる意味が分からないということです。もう一つは、取材は適正、公正に行われているよという内容がありました。はっきり言ってあきらかに適正、公正ではございません。そのことについては、支局長おいでいただいたときに、支局長は記者からはこう聞いていると、記者がここにおってこういう行為をしたという風に言っているけれども、という風におっしゃったので、それ私有地に数十メートル侵入していますよと。しかも、新聞で読売が書いてはったと思うんですけれども、来られて数十分気づいてくれるのを待ったとかがあるんですね。で、数十分後、自分を見て声を掛けたと。そもそも私有地に数十分、何もせずに留まるというのは一般的にはこれ変質者ですよね。性的関心なしは物取り的な思いがあって入る場合以外にほぼ考えられないと思います。私道の侵入というのは、日常生活上、必要不可欠なもののみが許されるものなので彼はそれではないです。で、勘違いだったので云々だとすれば、例えばそこ私有地だぜと言って、そうだったんですかごめんなさいって踵を返してお帰りになられたとすれば、勘違いして入ってきてんなぐらいのものですし、自分としても一回入ったやんけみたいのはないんですけれどもね。私有地だから出なさいよというのは何回も何回も言って、結局分かりました、出ましたということではなかったんですよ。こいつほんまに出ないなと思ったんでぼくは放置したんですね。その後彼は自分で帰られたと。新聞には、直ちに帰ったみたいなことを書いています。すぐその場を離れた。全然すぐその場を離れていませんよね。で、改めてですけれども支局長に対してはこういう申入書をいただいていますけれども、こういう事実ですよねと。私有地に数十メートル侵入して、しかも度重なる退去の要請にも関わらず、退去していただけなかったと。これは適正、公正な取材という風に社としてお考えなんですかねと。もし、それは事実の誤認でしたと、確かに取材は適正、公正だったとは思いませんというかのどちらかですよねと。読売として法律的に問題がある取材を適正だと言い切るのか。それとも適正だと思っていたけれども事実がそうだったとすれば適正ではないですねのどっちかですよねと。もうそれをどっちととるかは好きにしてくださいと。我々として別に訂正記事載せろとかね、申入書撤回しろみたいなことは別に言うつもりはないので。もう読売がどういうつもりなのか、読売が好きにしたらいいやと思ったので、あきらかにこれは不適正ですよねという証明をしましたと。最終的には申入書に対する返答は求めないだったかそういうのを直接言われています。それが撤回を意味することなのか、申入書が勇み足だったないしは、間違っていたという態度なのかということは我々には分からないです。ただ、あれを不適正やないかということを攻撃したりするつもりは別にないのでね。読売はそういうつもりだったらどうぞそういう会社なんですねという風に我々はとるだけ、ということです。
記者:5日から2週間経っていますが、その後読売さんから何らかのアクションはあったんでしょうか。
市長:支局長さんに正直言うと写真まで構図まで見せて、ここにいましたよねと。ここ明らかに私有地ですよねみたいな話は12日?いや9日にしました。12日に回答が来たんですけれども、阪神支局長おいでで不法侵入については、会見やブログで訂正してはるみたいやから、これ以上の対応は求めないと。つまり申入書に対してレスポンスしてとか、不法侵入って言ったけど、あれ間違いでしたよみたいなことを記者会見したりということは別に求めないという風にお話がありました。一方で、ちょっと驚いたことなんですけれども取材は公正、適正であるという風に考えてられると。私有地への侵入は彼らにとっては適正、公正なんだなというのはちょっと驚きでしたけどね。こっちとしては事実を指摘したし、もっと言えば彼らはそんなん別にビデオもないでしょとみたいな言い方だったのでね。別にこっちだって訴えようと思ってなんかやっている訳ではないのでね。彼らがどう言おうが僕はどっちでもいいので。
記者:繰り返し何度も聞かれていることだと思うんですが、改めて今回のことがあったからといって、5月までの任期を途中で断念するとか、辞めるということは今のところないということでしょうか。
市長:毛頭ないです。
記者:確認をしたいのですけれども1月9日に支局長と会われて、写真で説明を市長がされたと。
市長:そうですね。ここにおられましたと。読売の方でもその時の記憶を基に手書きの漫画みたいなのを描いてくれて、ここにおったやんか、ここに車止まっていたでしょという図も持ってこられて、こっちからは公図も持って行って撮った写真も持って行って、支局長おっしゃるようにここでしたよねと。そこって思いっきり私有地ですわという話をしました。それが9日。
記者:12日にまた向こうの方からお話が?
市長:レスポンスがあったんですね。
記者:不法侵入うんぬんの訂正をしてということに対してはもう?
市長:もうこれ以上の対応は求めないという風におっしゃいました。
記者:でも取材活動については適正、公正であったという…。
市長:そうそう。
記者:市長の受け止めとしては、市民への説明とか読売の回答とかを受けて、それは違うだろうということでしょうか。
市長:ただ、全然違うし、明らか不適正ですけれども、自分の仕事は読売とやりあうことではないのでね。そういう会社なんですねという風にこっちで認識するだけということですね。
記者:ではこの件は市長にとってはもう終わりということですか。
市長:もちろん、はい。別に追いかけて訴えたりとか謝罪求めたりということは別にないです。
記者:退任そのものについてですが、退任の理由について仕事始めでもされていましたけど、ブログの方でも説明なさっているということなんですけれど、改めてなぜ1期でお辞めになるのかという所、当初2期、3期というような話が着任当初はあったかと思うんですが、その辺り市民に向けてというか改めて説明を。
市長:有難いです。シンプルに言うと当初2期以上かかると思っていたもの、つまり自分がやらなければいけないと思っていたことは、もう2年目ぐらいの時点でこれは絶対1期でやり切れる内容だという風に判断して、その時点からどうやって1期でやり切るのかと、ご案内の通り役所は年度仕事ですので、それぞれ年度で何をしてどこまで持って行って、自分の1期の間にやらなければいけないことをどうやってやり切りますかというのをプランニングもしてやっていたので、簡単に言うと自分がやらなければいけないことは1期でやり切れたので、ということです。勿論、西宮に課題がなくなったり、仕事がなくなったり、西宮で何か完成したり訳では当然ないんですけれども、常に課題は発生しますしね。それは当然きりがない訳で、それをやり切ろうと思ったら僕は、何期続けても達成できませんからね。自分がやらなければいけなかった抜本的な転換というものは1期できちっとやり切れたと。市役所の組織の再生、そういったことも出来たと。逆に言うと出来たと今は言っていますけれども、やり切れる見込みがついていると。30年度の当初の予算であるとか、方針であるとか組織や人事というのもすごく大きな仕事ですのでね。そこまでやり切った上で、やらなければいけない所はやり切れるだろうということで見込がついているので、1月の時点でもう1期で降りますよという風に申し上げました。
記者:具体的に言うとどういったことがやり切れたということでしょうか。
市長:具体的にとかというよりは、一番大きくで言うと西宮はどんなまちなんですかというコンセプトをはっきりすることですよね。例えばここに色んな報道機関がいらっしゃるけれども、同じじゃないですよね。ウチの新聞は、ウチのテレビはこういう風な態度でこういう風なものをやっていくのが一番大事だと思っているというのがきっとおありだと思うんですけれども。そういった所は西宮ははっきりしていなかったと思っているんですよ。勿論、福祉ちゃんとしますとか、防災ちゃんとしますみたいなのは西宮だろうが、どのまちだろうが絶対しないとダメですよね。それは絶対するとして、西宮どんな特徴出しますかとか例えば、その特徴に基づいて特に力入れたりするのは何ですかとかいうのは、そういうコンセプトワークっていうのが市役所全然していなかったと思っていますと。言い方を変えるならば、現場で例えば防災やっている人、福祉やっている人、そういった所は現場の課題解決をずっとやっているんだけれども、大きい所では西宮の政治ですよね。西宮はどういうビジョンで経営していきますかっていうことっていうのが、全然なかったと僕は思っています。これはどの会社にも言えることで、例えば目の前に事件があったり目の前に事案があれば、どんな新聞に属している記者さんであろうと取材はされるだろうし原稿は作られるだろうと思うんですね。ただ、どういった記事を例えば載せてどう訴えていってというのは、それぞれの新聞社さんでビジョンがあってのことだと思うんですね。やっぱりそういったものが西宮市役所には欠けていたなとすごく思っています。なので文教住宅都市なんだからこういうことをもっとやらないといけないんじゃないですかと、文教住宅都市なのに、他の自治体でやってないからでやらんでいいんですかとかね。文教住宅都市なのに他がやったからといってウチもやらなあかんですかと。やらなくていいんじゃないですかねみたいなことを、やっぱりちゃんと文教住宅都市なんですかっていうことを組織として考えて、特に管理職以上がね、仕事するときに大事なものとちゃんとおいてもらえるということがやっぱり大事なことだと。大きいことでいうとそれが一番大きいですね。それ以前に特に1年目とかでやった仕事とかでいうと以前の方針で明らかに不効率であったりとか不適切だなぁと思ったそういう政策があったのでね。やっぱりそういうのについては大きく方針転換しないといけなかったし、例えば一番大きいのでいうと今県と公立病院2つをなんとか統合出来ないかという議論をさせてもらっていますけども、4年前の時点では、市立中央病院が建物も古いし建替えましょうという話しかなかったんですね。やっぱりそういうのって公立病院を300床もないような公立病院を建物だけ新しくして駅前に持ってきたからといって、それでいいんですかねというのはすごく大きな僕は政策として違う政策だなぁと思っていたので、やっぱりそれを方針転換することとか。既にもう仕事は進んでいっていますけれども、道を挟んで第二庁舎の計画があります。そういったものも第二庁舎って何のために建てて中に何入れますかみたいなものも、そんな建物建てるのかよという内容だったと僕は思っています。そういったものを方針転換しなければいけないとか。元々あった方針で、はっきりいって僕からしたら政策的、判断的失敗だったと思っていたものを、修正すると。絡まってしまっているものをほどいていくという作業は当然しないといけないし、じゃあどっちの方向で行くんですかという方向をしっかり出していくと。先ほどの話ですけれども、1期で例えば統合病院が出来ていて開院していて、それで西宮の医療が飛躍的に良くなってみたいな所はまだ全然ない訳ですよね。ただ、それだけ待っていようと思ったら何期もやらないといけないし、もう後は、粛々と県と話をつめて、いい病院を統合病院として作って、きっちり運営していくと方針にはなっているから、これについては、それこそ政治判断が大して必要なく進んでいけると思っているんです。なので、政治がやらなければいけないこと、方針を転換すること、コンセプトをはっきりすること、あと市役所の経営者ではありましたので、市役所の組織体制ももうちょっと活性化しないとなぁと、正直、職員、特に幹部が高いモチベーション持って、やりがいを持って仕事できる環境じゃなかったと僕は思っていたのでね。どこまでいっても3,700人職員いて、僕一人だけなんでね。僕一人むっちゃ頑張ったり、むっちゃ優秀だったりしても何も変わらない訳で、300人からいるような幹部がやっぱり一番肝だと思っているんです。彼らの生産性、モチベーション、そういったものを上げていくというのはすごく大きい仕事だと思うし、それについては、僕は一定できたと思っています。全然4年前とは違った会社になったと思っています。それによって、別に自分以外が政治家としてマネジメントするにしても、この組織であれば、西宮のビジョンなり、課題解決、経営は引き続き可能であろうという風に今は判断しています。
記者:関連してなんですけれども、仕事初め式にメッセージをされ、ブログもあげておられました。その中で、一点私分からなかった所がありまして、市長選に勝利して2期8年ぐらいでやらなければいけないことをやり切ろうと思っていた当初は、という発言の中で翌年の市議選を受けた状況を経て、2期8年と悠長なことは言っていられない4年でカタをつける目標を修正したという発言がありましたけれども、これってどういう趣旨かということがいまいちよく分からなくって、教えていただきたいなと思うんですけれども。
市長:自分も市議会議員というのは、26歳から15年やりました。本当に変えるのにものすごく時間がかかります。やっぱり市役所変えるっていうのは、経営者が結構できる部分、つまり政治家である市長ができる部分っていうのはすごく強いんですね。やっぱり職員たちは自分の部下なので、やっぱり命令に反することはできないし、自分の方針が例えとんちんかんだったしてもやらなくてはいけない一方で、自分の方針が正しければいい改革っていうのは、結構スピード感もってできるはずなんですね。ただ、議会っていうのはそれぞれが独立した議員さんの集まりなので、そこが変わるっていうのはすごく時間がかかるし、なかなか変わらないなぁというのは、15年間、市議会議員をやってきて思いました。やっぱりそんな中で自分が市長になってからも市議会議員選挙がありました。選挙というのは市長が変わるのも選挙だし、市議会議員のメンバーが変わるのも選挙だし。これは変わりそうだなぁとかこれは変わらなさそうだなぁということとか、変わるとして良く変わりそうだなぁ、悪く変わりそうだなぁっていうのは選挙の結果っていうのは結構出てくると思うんですね。自分自身からすると、それほど変わらなさそうだなぁという思いがありました。大きく変わることは期待できないと。勿論、改革は改革として議会としてやってらっしゃるし、なんだけれども大きく変わってっていうのはあまり期待できないなぁと。議員定数も削減されていなかったし、今もそういう議論もないですよね。だから、それであれば経営者としてできることを1期でやり切ろうという風に思いましたね。
記者:議会のメンバーが大きく変わるような状況でなかったという訳ですよね。それを受けて、議会の改革も1期で進まないだろうと。だったら1期でやり切らなくてはいけないという風な、私の理解不足で恐縮なんですけれどもロジックがいまいちよく分からなかったんですけれども。
市長:自分の中でそういう判断をしたので、伝わりにくいことを別の言葉で説明して、別にとられてもかなわないし。
記者:どうしても2年連続、最初の時は53年ぶりですが、当初予算が修正されるという事態があって、議会との不和とかそういうのがあったと思うんですけれども、私、この文言を見て正直そのことを指しているのかなって読めたんですけれども。
市長:なるほど。でも、予算修正されたと言っても、やらなあかんことが出来なくなったりとか、こっちでやるつもりがないものが突然させられたり、そんなことになっていることでは当然ない訳だし、総額からしたら大変微々たるものだし。幹部自体は修正されたことないから、予算修正されてもたみたいなショックは結構あったみたいですけれども、自分からしたら西宮でやらなければいけないことっていうのが予算の修正によって、別に何が変わる訳でもないので、修正されて通った予算を基に粛々と年度経営すればいいだけという風に僕は思っていたのでね。だから、それは大したショックでもなければ、とは思いますけれどもね。
記者:特にそこは関係のないことだと。
市長:もとより、いわゆるよく2期やらなきゃできないよ的なことをいうロジックの人は、2期目になったらもう好きなことできる的なことをよく言うんですよ。自分が前近代的な肝いりのものを建てるとかね。何か僕はもとよりそういうことをやるために市長になった訳ではないのでね。あんまり何か建築しますみたいな予算に載せて、議会に賛成してもらったり、賛成してもらうためにものすごい苦労があったりみたいな。もとよりそんな予算を作ったつもりがないんですね。西宮に当然必要な予算を普通に作って普通に通っていっているだけなので。あんまり予算が修正されたこととかっていうのは、僕としてはそんなに騒ぐことではないのになぁとは思いました。
記者:今のに関連して、1期で退任されるというのは、議会との関係を気持ちの部分で切れてしまったというか感情的なものって何かあるでしょうか。
市長:それはないです。例えば市役所っていうのは、勿論なんでも思い通りになる訳ではないですけれども、先ほど申しましたようにどんな部署を作って、どんな人を人事に配置して、どんな政策をさせていくのか、方針が何かみたいなことは、コントロールは無理ですよね。基本的には組織なので。ただ、市役所の外にあるもの、勿論議会もそうですし、例えば県の方針、国の方針とか、そんなものも含めて、そんなものは市役所として、市長として、コントローラブルなものでは当然ないですよね。でもそれがアンコントローラブルであることは、初めから分かっていたことなので、議会も元々自分は議会におりましたから、色んな感情も議会側にはあるだろうし、それについて、色んな僕らが想定していない、若しくは僕らがそうあってほしくないなぁという動きを例えばすることとかっていうのは、当初から普通に想定されていることなので。なので、大変残念とか予算修正されたからむっちゃがっかりとか、そんなのでは全然ないですね。
勿論、その予算を反対したりとか条例全部否決したりする権限だって向こうには当然ある訳なので。持っている権限を普通に使われているだけだと思います。
記者:退任後についてなんですが、始め式ではやりたいことをゆっくり探したいと思いますというようなことをおっしゃっていたと思いますが、その後、市長を辞められてからのビジョンとかはありますか。
市長:しばらく仕事したくないですけれどね。何か別に辞めたらこれをしようとか手元にあるアイデアとかは全然ないです。むしろ持たないでおこうと思っているぐらいです。例えば、有難いことに5月で市長辞めるんだってじゃあこんなことやろうよとか、ウチにきてよとかこんなんしてよとかっていう例えばご要望があるとしても、それいいじゃない早速やろうよというつもりは毛頭なくて、一般的に年度で動いている日本の中で5月で仕事なくなりますんでね。11か月弱ぐらいゆっくりしようかなと思っていますけれどね。ずっと仕事していなかったら多分家から追い出されるかなんかなると思うんでね。31年度の頭から何か別の仕事をしたいなと思っていますけれども、それが何になるのか自体ゆっくり考えたいですね。今、頭の中にあるのは、辞めたらこんなことしようあんなことしようでは全くなくて、5月まで市長やり切ること以外に何も考えていないです。
記者:その時に選挙とか政治的なことには関わらないということもおっしゃったかと思うんですけれど、そのお考えは今も変わらないですか。
市長:全然変わらないです。2万%といったら逆にやるんかみたいな。全然ないです。中には、市議会議員に次出るのかとか。全然そんなつもりもないですし。例えばほかの選挙。国会議員の選挙とか。そんなのとかもそれはやることは決めてないけれども、やらないと決めていることですね。
記者:関連なんですけれども、成人式の日に、新成人の皆さんと同様、私も新しい挑戦をしようという気持ちで満ちあふれていますといような発言があったかと思うんですけれども、それは11か月ゆっくりされた後だとは思うんですが、挑戦というのは今のところ、アイデアはないという状況なんでしょうか。
市長:そうですね。11ヶ月考えようと思っていますけれどもね。
記者:その後に新しい挑戦をしようという気持ちではいるということなんですか。
市長:そもそも11ヶ月を過ぎた後の仕事が、単なる口に糊しなきゃみたいな仕事ではない仕事にしたいと思います。やっぱりそれやったら別にもっと続けたらいいんじゃないのみたいな話になってしますので。そうじゃなくて全然違う仕事を、結果的には政治家を19年やり切ることになるので、46歳からだったらもう一回19年できてもおかしくないかと思っているんです。自分の本当に個人的人生で考えたら。なので、26で右も左も分からない市議会議員になってから以降の、ぐらいからの挑戦をまたやってもいい訳だから。全然別のことをゼロから勉強して始めるみたいなことをしたいなということだけは思っています。それがビジネスなのか、蕎麦屋始めることなのか、医者になりたいと言い出して勉強始めることなのかみたいなことは何も決めていないけれども、それをどれからやろうかという風に5月以降考えようということは個人的にはワクワクすることですよね。そういう意味において、新成人の中にもね既にお仕事なさっている方もたくさんいらっしゃるとは思うけれど、結構多くの方学生さんだったりすると思うんですね。学生さんは卒業した後に基本的にはプロになられると思うので、今の時点で何になろうと明確でない方もたくさんいると思うし、そういう人たちは色んな研究をしたり考えを巡らしたり、悩んだりを皆さんされると思うのでね。同じような感じですよね俺も、みたいなつもりで申し上げたことです。
記者:また直前になると変わると思うんですけれども、次、市長になられる方、時期尚早な質問だとは思うんですが、西宮市をこうしていってほしいとかメッセージとかはありますか。
市長:ものすごくないです、それ。そんなのは、次の人が考えた方がいいと思いますね。次の人がこうしてくれよと僕が思うとすれば、だったらもう一回やったらいいやんという風になると思うんですね。自分は自分がやらなければいけないと思ってやったことに関しては、十二分に能力があったと思っているし、それに関しては自分しか出来ないことをやったとは思っていますけれども、それをもう一回やるとすれば、もう一回僕がやった方がいいと思います。そうじゃないものが為されたほうがいいなと思うからこそ、自分はもう市長じゃなくなった方がいいなと思っていた訳で、なんといっても今、西宮で進めているものとかをやるのは僕じゃなくて、僕は西宮市役所だと思っているので。彼らの組織の状況とか、方針とか、働く上で大事にしてほしいことみたいなメッセージは十分伝わっていると思うので、次の市長さんにこうやってというよりは、今僕と一緒に同じ目標に向かって仕事をしてくれている市職員に今みたいな高いモチベーションを持って、文教住宅都市を更に発展させるためにこれまで通り頑張ってねと、これまで以上に頑張ってね、ということが職員に対して伝えたいけどね。
記者:次の市長へのメッセージだったと思うですけれども、自治体の首長によっては後継をちゃんと準備して辞められる首長さんも中にはいらっしゃるんですけれども、そういう選択肢に至らなかったというか選択肢じゃなかったというのは何か理由があるんですか。
市長:後継を指名してと。それについて今まだ申し述べるべきではないと思っています。
記者:ということはちょっと考えていらっしゃる部分も今あるんですか。
市長:後継者が誰ですというのを僕が隠し玉で持っているみたいな。選挙直前に実はコイツが今村のって。それはないですね。でも、いずれにしても選挙まだ先だし、僕の頭の中にあるのは、先ほどから申し上げているように、特には30年度のキックオフでどういう状態を作るのかっていうことが頭の中であるので、そういう政治活動的なものについて、今頭に大きくある訳ではないですね。
記者:でも意思を継いでくれるような人がなってくれたらいいなとか、そういう思いはないですか。せっかく4年間されてきたので。
市長:勿論そういう思いは当然ありますよ。意思を継ぐというよりは、僕は正常な状態に戻したと思っているので。この正常な状態で経営してくれる人だったらいいでしょうと思っています。また、元に戻されたりとかね、そういうことはちょっと僕が止めてほしい以前に西宮みんなが止めてほしいと思うことだと思うんでね。4年前に戻ってしまうようなことはね。
記者:そうならないために、あえて応援とかもちょっと考えてないとおっしゃっていましたけれども。
市長:応援とかを考えてないかどうかは言った?
記者:特定の政党とかと関わったりしないということを。
市長:それ市長辞めた後にね。5月15日に市長辞めました以降で、何党に入って政治活動するとか、そういうことはするつもりがないなという意味です。
記者:その選挙活動の中で誰か候補者を応援する可能性はあるんでしょうか。
市長:それはありますね。もしかしたらないかもしれない。可能性はとおっしゃたのでありますよねと言っただけで、誰も応援しない可能性も全然ありますし、誰か応援する可能性もありますね。まだ選挙は今から後にある訳ですしね。可能性としてはどっちもありますね当然。
記者:ただ、選挙始まる前から選挙戦って始まっているようなものなので。何か関わったりだとか、例えばミニ集会みたいな所に一緒にあいさつに行ったりだとか、支援者まわりをしたりとか、そういう活動っていうのはされる用意とかされるつもりとかはありますか。
市長:それはノーコメントです。
記者:話が戻ってしまうんですけれども、議長の方から最初に市議会の方に辞める意向を伝えて欲しかったというようなお話があったかと思うんですけれども、改めて議会じゃなくて最初に市役所の職員の方に辞める意向を伝えたっていうのは、その場でもおっしゃっていましたけど、それについてはどのようにお考えですか。
市長:僕はものすごく当然のことだと思っているんでね。だって身内ですからね。外に言う前に内側に言うんじゃないかと思いますけどね。
記者:今回、暴言の問題もあって、議運の中で謝罪をされたという話も聞いたんですけれども、この議会の方に謝罪に行かれた思いというのはどういうのが心の中にあって議会に行かれたんでしょうか。
市長:議会には色んな方いらしゃるんでね。田中議長がやっぱりそういうものの調整であるとか整理とかを、お手間かけていたんでね。なんといっても、田中議長がすごくよくやっていただいているので、円滑にしようということを。田中議長に対してまず謝らなきゃなぁとは思いましたね。また面倒作っちゃたねみたいのはやっぱりすごくあるのでね。
記者:議会の中では任期までされない方がいいんじゃないかという声もあったんですけれども、それに対して市長からはどのように説明されたんですか。
市長:それはでもそれぞれのお考えなんでね。もっと言うならば、市長になる前とかは、当時の市長に対してずっと辞めてほしいなぁと、前もそうだし、その前もそうだし、思っていましたけれども僕が辞めてほしいと思って辞めてくれる訳ではなくて、それを現実にするために自分は市長選挙に立候補した訳なので。
以上
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。