「第99回 全国高校野球選手権大会」の開会式行進に参加した市立西宮高校の女子生徒たちに話を聞きました!
更新日:2017年8月23日
ページ番号:54714967
プラカード嬢、実は市立西宮高校の女子生徒たち
台風5号の影響で、開会式が1日順延されたものの無事に開会した「第99回 全国高校野球選手権大会」。開会式では制服姿の女子生徒たちが、国旗や大会旗、歴代優勝校の校旗、そして出場校のプラカードを持って先導する姿がありました。彼女たちは、地元西宮市の市立西宮高校の1年生と2年生の女子生徒たちで、1949年(昭和24)の第31回大会から同校の女子生徒が務めるようになったそうです。
高校野球ファンからは「プラカード嬢」と呼ばれていますが、「式典誘導係」が正式名称。出場校プラカードを持つ係、国旗&大会旗を持つ係、歴代優勝校の校旗を持つ係、そして組み合わせ抽選会をサポートする係という4つの係があり、それぞれの役割を担う女子生徒は合計126名。学校内で競争率約2倍という選考会を通過して選ばれています。
今回は、式典誘導係として歴代優勝校の校旗を持って開会式の行進に参加した古瀬陽菜さん、村上愛花さん、浦明里さん、下田菜月さんの1年生4人にお話をうかがいました。
練習の成果か、あまり緊張せずに落ち着いた行進ができた
4人に行進中の感想を聞くと、皆さん「多少緊張はしたけど、思っていたよりも緊張しませんでした」という答えが。きっと事前に練習をしっかり積み重ねて来たことが自信につながり、本番での大きな成果につながったのでしょう。また、開会式の時間帯は風が強く、気温が想定より低かったことも幸いしたようです。
「思ったよりも緊張せず、落ち着いて歩けました。ただ、強い風ではためいた校旗で前が見えなくなることもあり、前に合わせて歩くので精一杯でした。あと、カーブで歩くルートがずれないように注意して行進しました。でも、行進中は本当に楽しかったです」と、行進中の様子を話してくれたのは古瀬さん。
浦さんは「歴代優勝校旗を持つ係は4人が1列に並んで歩くのですが、私は一番左側を行進しました。左に曲がる時は歩幅を縮め、右へ曲がる時は歩幅を広げなければならない点に注意して歩きました。また、外野スタンド前に並んでいる時は身体に校旗が巻きついてびっくりしました」と、笑顔で話してくれました。
次は記念すべき100回大会、4人とも「来年も行進したい!」
次の夏の甲子園大会は、記念すべき第100回大会。4人に聞くとやはり全員が「来年も式典誘導係にチャレンジしたいです!そして次は校名プラカードを持ちたい!」と話してくれました。
「行進中は『本当に甲子園球場のグラウンドを歩けているんだ!』と、夢のような気持ちになるとともに、観客の皆さんの拍手や歓声が聞こえてきたのが記憶に残っています。また、中学校の友達が島根県で甲子園をめざして頑張っているので、ぜひ記念の100回大会の開会式で会えればと思います」と、村上さんは中学生時代からの夢とともに話してくれました。
また、下田さんは「今回は風があったので、少しでも持っている校旗の学校のOBの方々に見てもらおうと、行進中に校旗をはためかそうと意識して歩きました。100回大会はぜひ出場校のプラカードを持つ係として行進し、プラカードを持った出場校の選手たちに『この子が担当で良かった』と思われるような先導をしたいです」と話してくれました。
「第99回 全国高校野球選手権大会」の開会式は、出場校の選手はもちろん彼女たちにとっても思い出に残る日になったことでしょう。加えて、来年開催される記念すべき第100回大会の開会式が今から楽しみになりました。
NISHINOMIYA COMMONS編集部
おすすめ関連リンク
第99回全国高校野球選手権大会開会式 式典誘導係の練習風景「みやっこ スクールライフ」ホームページはこちら
今回ご協力いただいた市立西宮高等学校のホームページはこちら (外部サイト)