令和5年11月6日庁議「政策調整会議」
更新日:2023年11月29日
ページ番号:14516852
出席者
市長、副市長、教育長、上下水道事業管理者、病院事業管理者、危機管理監、政策局長、政策局担当理事、総務局長、財務局長、市民局長、産業文化局長、健康福祉局長、こども支援局長、環境局長、都市局長、土木局長、中央病院事務局長、消防局長、上下水道局次長、教育委員会教育次長、議会事務局長
1.財政構造改善基本方針の具体化に向けた取り組みについて(政策局)
財政構造改善基本方針の具体化に向けた取り組みについて意見交換しました。
【説明】
・財政悪化に至った原因については、まず、財政構造からみた要因として、平成29年度までは扶助費や人件費などの各経費の伸びを公債費の減によりある程度、吸収できていたが、公債費の下げ止まりで吸収しきれなくなったこと、また、その後も行政需要の高まりにより、歳出総額の拡大が続いてきたが、それに見合う歳入の増がなく、赤字基調へと転換することとなったことがあげられる。
・次に、行財政マネジメントからみた要因としては、増え続ける予算や事業の要求に見合った事業見直し・歳出削減の仕組みが整えられてこなかったことで、歳出増を抑えることができなかったこと、さらに、令和元年度決算が大幅な赤字となったことで大きな危機感を持ったが、コロナ禍への緊急的な対応を余儀なくされたことや令和3年度の決算収支が大幅に改善したことなどを背景に、具体の対策・取組みに移れなかったことなどが原因である。
・最後に、財政構造改善基本方針の具体化に向けた推進体制では、基本方針において示した『財務構造の改善を強力に推進するための専門部署』として、本日付けで政策局に「財政構造改善推進部」を設置するとともに、現行の「行政経営改革本部」の下に「財政構造改善推進部会」を新たに設置する。今後、「財政構造改善推進部」は全庁的な協力・連携体制のもと、財政構造改善基本方針に掲げた「主な取組項目」の肉付け作業と、それに必要な各種シミュレーション等に関する業務に取り組むものとする。
・主な取組項目の肉付け作業の一環として、今年度実施したサマーレビューで確定した見直し事業に加えて、予算編成過程で見直した事業についても文書で各局へ照会するので回答をお願いしたい。
【市長】
・5年後を目標として収支の均衡を図っていきたい。
・事業の見直しに対する原則を打ち立てないといけない。見直す際の指針となるべきものが必要。例えば費用対効果が見えないようなものは見直したり、本市だけのサービスで根拠のないものは国・県に合わせたりするなどの方針をどう立てるかについて議論していきたい。
・基本方針の主な取組項目の肉付けについては、令和5年度内に第1弾、その先に第2弾と考えてきたが、できるだけ令和5年度内にある程度の内容のあるものを作りたい。
【質疑等】
・対外的に、市民サービスの低下にも踏み込むというメッセージが必要ではないか。
・市民サービスに影響するものも出てくるとは思うが、具体的な説明がなければ不安を生じさせるだけであり、財政悪化に至った背景の説明や、市民サービスに影響が出る取り組みに対する原則的な考え方や方針を整理する必要がある。
・局によって財政構造改善に関する指示の捉え方も異なるため、政策調整会議で情報共有したうえで、政策局から具体的な指示を出してほしい。
・全庁で取り組むべきものについて、出てきている局と出てきていない局があるようなことがないよう調整する必要がある。
・政策調整会議では大きな方針的なものを協議し、個別の議論は行政経営改革本部の下に新たに設置する財政構造改善推進部会で協議していくこととしたい。
「西宮市財政構造改善基本方針」については、以下のページをご覧ください。
2.職員数の削減及び再配置の要望に関する調査について(総務局)
「財政構造改善基本方針」の発出にあわせ、市長から各局に対して、令和6年度の職員数削減についての指示が出されたことを受け、改めて令和6年度に向けた職員数の削減及び再配置の要望に関する調査を実施するため、周知を依頼しました。
【質疑等】
なし