平成29年度「親子で環境学習ツアー」~トレジャーハンターといっしょに液晶テレビの宝探し~
更新日:2018年11月19日
ページ番号:33167229
見学日:平成29年 7月28日(金曜)
見学地
- 西宮市西部総合処理センター/リサイクルプラザ(西宮市)
- パナソニックエコテクノロジーセンター(加東市)
パナソニックエコテクノロジーセンター
西宮市西部総合処理センター
概要
『親子で環境学習ツアー』~トレジャーハンターといっしょに液晶テレビの宝探し~
小学校4年生から6年生までの親子による資源循環型社会について学ぶ環境学習ツアーです。
西部総合処理センターでは、私たちが出したごみがどのように処理されるかを見学し、その後、家電リサイクル工場である、兵庫県加東市のパナソニックエコテクノロジーセンターに赴き、使用済み家電の中から様々な資源(マテリアル)を取り出し、再び新しい商品に生まれ変わる様子を見学しました。
今回の企画の参加者は、事前応募の時点で定員の2倍以上の応募があり、当選した15組の親子に参加頂きました。
集合場所は市役所前(西側)で、予定時間に遅れることなく8時50分に処理センターへ出発。
車両は管財課の大型バス(補助席込み定員33名)を利用しました。
※ トレジャーハンター = 家電の中から様々な資源(宝)を取り出す人
7月28日 スケジュール
8時40分 西宮市役所 集合
9時 西部総合処理センター 施設見学
- 施設部職員より説明
- もやさないごみピット、粗大ごみピットの見学
- 手選別の見学
- リサイクルプラザの見学
11時 昼食 休憩
11時40分 パナソニックエコテクノロジーセンターへ出発
13時20分 パナソニックエコテクノロジーセンターに到着
(家電リサイクル工場)
- 施設内見学
- 見学フロア
15時 32型液晶テレビ解体・組立体験
- 記念撮影
15時45分 トレジャーハンター認定書授与
16時10分 パナソニックエコテクノロジーセンター発
17時30分 西宮市役所到着、 解散
西部総合処理センター 見学
2F会議室で施設の方から説明を聞いています。
ごみピットの見学
リサイクルプラザの見学
- 児童15名のうち10名が4年生で社会科見学で施設見学経験者もいたことから、初めて処理施設見学する保護者のほうが熱心に見学されていました。
- 西部総合処理センターのみなさんありがとうございました。
パナソニックエコテクノロジーセンター、見学・液晶テレビ解体・組立体験
バスは玄関口に到着。2Fのフロアへと上ります。
はじめに、担当の藤原さんから見学の趣旨や流れ、プログラムなどの説明がありました。
次に、工場内を見学します。(今年から写真撮影が可能でした。)
【見学フロア】
見通しの良い2Fフロアから整理整頓されたリサイクルラインを一望しながら、各行程の作業内容や詳しい技術について、パナガイド(ワイヤレス受信機)を耳につけて解説を聞きました。
家電ごとに異なるカラーに塗り分けられたラインでは、熟練のチームワークで次々と作業が進んでいきます。
各リサイクルラインは、テレビはピンク、洗濯機はブルー、エアコンはオレンジ、冷蔵庫はグリーンと、商品ごとに明るい色合いでカラーリングしています。これは、工場見学者に対する配慮や働く人の作業の効率化と事故防止のために、そして明るい気持ちで働けるようにという思いがこめられています。
廊下には、地域の小中学生の訪れた感想文の紹介なども張り出されています。
工場内写真は、パナソニックエコテクノロジーセンターホームページ(外部サイト)
いよいよ分解と組立です。 分解と組立時間は、約1時間。
パナソニックエコテクノロジーセンターのトレジャーハンター(宝を探す人)と一緒に「液晶テレビ」の分解と組立をし、工具の使い方や機器の仕組みを学びながら液晶テレビの宝探しをするプログラムです。
トレジャーハンターが各3テーブルに1人付いていただけます。トレジャーハンターは、危険がないように児童たちを見守りつつ、基盤回路や各種部品の役割を教えながら、児童たちの質問に答えるといった役目を担います。
主役はあくまで児童たち。トレジャーハンターの指導を受けて分解を進めるのではなく、児童たちは興味のままに分解と組立を進めていけるように笑顔でアドバイスしてくれています。
会場に集まった児童たちが割り当てられた席に座ると、前もってトレジャーハンターに用意してもらった液晶テレビが各テーブルに置いてあり、作業着・ゴーグル・ドライバーなどの工具類がスタンバイしてあります。
それを見た児童たちは、今から何が起こるのか少し不安げな表情でしたが、すぐに分解できると思って目を輝かせています。
前もってトレジャーハンターに用意してもらった液晶テレビを分解しています。
最初は温かく見守っていた保護者も我が子の楽しそうな表情に思わず「少しはママにもやらせてよ」と言わんばかりに、手と口を挟みながら二人三脚で取り組んでいました。児童たちだけではなく保護者も興味津々でした。
分解後は、基盤など「回収ボックス」へ、まるで宝探しをしているかのように液晶テレビをバラバラにしていきます。解体が終われば、次は組立をしますがなかなか苦戦していました。
最後に「トレジャーハンター認定書」が授与されました。
みんなハンターのポーズが決まっていますね♪
児童たちにとって、そして周囲で見守っていた保護者の皆さんにとっても、初めて知ることが多い濃密な時間だったと思います。
トレジャーハンターのみなさん ありがとうございました。
参加者からの感想
Q、どんなところが楽しかったですか?
【児童から】
- 最後のテレビを分解して、また戻すところ。(4年 女児)
- 普段見れない箇所が見れて楽しかった。(4年 女児)
【保護者から】
- 詳しく説明が聞けた所、言葉だけじゃなく実際に見学出来た所。
Q、感想・意見
【児童から】
- いろいろと知らなかった事も学べて良かった。(4年 男児)
- お母さんといっしょに勉強できて楽しかったです。 (4年 男児)
【保護者から】
- 学校での郊外学習に行く事が出来なかったので、今回参加させてもらえて本当に良かったです。
- ごみの分別や、きちんと電気店にリサイクルに出すという意識がさらに高まりました。
- 4年生の時だけでなく、継続して環境を学んでいくことが大切だと思いました。