第二庁舎(危機管理センター)が完成しました(令和3年4月)
更新日:2022年3月22日
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市の防災・危機管理の中枢拠点となる第二庁舎(危機管理センター)がこの度、完成しました。同庁舎には、令和3年4月19日から6月を目途に、危機管理室、消防局・消防団本部、上下水道局、都市局、土木局などが順次配置されます。災害発生時には、市民の皆さんの命と生活を守るために迅速・的確に活動できる庁舎として運用を行っていきます。
〇竣工パンフレットは、以下のファイルをダウンロードしてください。
施設竣工パンフレット A3サイズ二つ折り用(PDF:2,281KB)
整備の目的
〇庁舎機能の集約化
老朽化や耐震性に課題を抱え、かつ本庁舎周辺に点在している庁舎機能を集約するとともに、各部門の効率的な再配置を行うことで、日常の市役所の業務効率化と連携強化を図ります。
〇危機管理体制の強化
近年、頻発している地震や台風・豪雨などの自然災害をはじめ、様々な危機事案に対応する、防災・危機管理の中枢拠点となります。これまでは、災害発生後に中心的な役割を果たす対策本部機能や消防本部機能が複数の庁舎に分散していましたが、同庁舎の整備により庁舎を集約することで連携して迅速な対応することができます。
庁舎の様子
1階:エントランス、ぷらっと防災にしのみや(啓発コーナー)
エントランスホールには、市民の皆さんが自由に立ち入れる防災啓発コーナーである「ぷらっと防災にしのみや」を設置しています。
また、消防局・消防団本部の公用駐車場を設けています。
ぶらっと防災にしのみや
エレベーターホール
地下1階:公用駐車場、本庁舎との地下連絡通路
地下1階には、公用駐車場を設けています。また、本庁舎の既存地下駐車場と地下通路で接続することにより、公用車の出庫経路として利用するとともに、12階に設置したガス発電機の廃熱を本庁舎においても熱源として利用するための配管経路としても使用しています。地下1階には浸水対策として、水密扉を設置しています。
地下の浸水を防ぐ水密扉
本庁舎との地下連絡通路
地下公用駐車場
免震層(1階~2階の間に設置)
大地震発生時に建物の揺れを軽減する免震層を1階と2階の間に設置しています。地震時には、この免震層の下部と上部が異なる挙動となるため、免震層をまたぐ配線・配管なども追従できるように整備しています。
免震層見学スペース
階段室には、免震層内部の様子が見えるようにガラス窓を設けています。
2階、3階:消防局・消防団本部
消防指令室
消防作戦室
待機室
執務室
4階:危機管理室フロア
災害発生時には、市長をはじめ、各局長級が参集し意思決定を行う災害対策本部室や、災害応急対応・市民対応などの指揮をとるオペレーションルームがあり、市民の皆さまからの情報提供や通報・災害現場などの映像など適宜共有し、迅速に対応する災害対応の中枢拠点として機能します。
災害対策本部室
オペレーションルーム
危機管理室執務室
第二庁舎と併せて整備した防災情報システムは、災害情報や応急対応状況などを市や防災関係機関と共有し、市民の皆さまへ情報発信する災害情報共有システムです。西宮市では初めて導入するもので、市民の皆さまからの情報提供や被害報告、災害現場からの情報を地図上で集約管理し、ホームページなどで情報発信します。
6階:会議室フロア
7階から11階:執務スペース
7・8階に上下水道局、9・10階に土木局、11階には都市局などが配置され業務を行います。
執務スペース
執務スペース
書庫
エレベーターホール
12階:機械室フロア
中圧ガス管に直結した非常兼用型コージェネレーション発電設備や、燃料備蓄型の非常用ディーゼル発電機を設置するなど、災害発生後においても防災拠点として業務を継続できようにライフラインの多重化を図っています。第二庁舎では、他にも電力の2系統引き込みや地下ピットを利用した雑排水槽、汚水槽の設置など確実な災害対応が行えるよう整備をおこなっています。
非常兼用型コージェネレーションシステム
ディーゼル非常用発電機
屋上ヘリポート
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