甲子園浜の冬を彩る野鳥たち
更新日:2014年11月19日
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冬の甲子園浜には、カモやカモメなどの野鳥が渡ってきます。
オナガガモ
【もんだい】名前は、体の一部が長いことに由来します。さて、それは何でしょうか?
1.顔が長い(面長)
2.首が長い
3.尾が長い
【もんだい】オナガガモは、逆立ちして、餌をとりますが、何を食べているでしょうか。
1.主に貝や小魚をとって食べる肉食家。
2.貝や海草など、何でも食べる雑食家。
3.主に海草を食べる植物食家
雄の尾は伸びて長く、全長約75cm。他のカモより頸が長い。英名ではPintail。甲子園浜では多数見られるカモです。
ヒドリガモ
頭のてっぺんが淡黄色の手前の2羽がオス。
奥は、メス。
雄はピューンと口笛のように高く鳴きます。ヒドリガモも甲子園浜では多数見られます。
オカヨシガモ
派手な色の多いカモの中にあって、オスもメスも地味。
オナガガモと同じように、逆立ちして水の中のえさをとります。
ハシビロガモ
「ハシ」は、くちばしのことで、くちばしの巾が広いのが特徴。
雄の目は黄色い。水面にくちばしをつけて開閉しながら、水面をぐるぐる回ってえさをとります。
スズガモ
【もんだい】スズガモの名前の由来は、なんでしょうか。
1.ススのように黒いから。
2.鈴のような頭をしているから。
3.飛び立つときの羽の音が、鈴を鳴らしたように聞こえるから。
日中は群れで休息し、夕暮れにいっせいに飛び立ちます。11月に入り、甲子園浜でも、いくつかの群れが見られます。潜ってエサをとり、1分近く潜ることもあります。
ホシハジロ
甲子園浜にとても多いカモ。
頭がチョコレート色。
コガモ
最も小型のカモ。決して、カモの子どもという意味ではない。
奥がオスで、手前はメス。
警戒心が強く、近づくとすぐに逃げます。
カンムリカイツブリ
【もんだい】カンムリカイツブリの名前は、どうしてついたのでしょうか?
1.鳥の王様だから
2.怒ってるよう(おかんむり)に見えるから。
3.逆立った毛が冠のように見えるから。
全長約56.5cmとカイツブリの中では一番大きく、頸が長い。頭上が黒く、白と黒のコントラストが明瞭。水中に潜って魚をとります。
最長で50秒ほど潜ることができます。冬はほとんど鳴きません。
ハジロカイツブリ
くちばしが、少し上に反っていて、目が赤いのが特徴です。
単独から数羽でいることが多く、上手に泳ぎ、潜っては魚をとります。
冬の間はほとんど鳴きません。
ユリカモメ
『伊勢物語』の中で、在原業平が『名にし負はば いざ言問わむ 都鳥 我が思う人は ありやなしやと』と詠いました。その中で詠まれている都鳥は、この「ユリカモメ」です。
キャオ キャオと鳴きます。4月の初めごろに冬羽から夏羽に換羽し、頭が黒色になります。その頃から渡りを始めます。
セグロカモメ
翼が青灰色ですが、くちばしの先端近くの下部に赤斑点があります。
全長約60cmとユリカモメより一回り大きく、判別しやすいです。
キンクロハジロ
スズガモと似ているが、雄の後頭には冠羽があり、背の色が黒いのが特徴です。スズガモは背の色が灰色。
冬の間はほとんど鳴きません。
キンクロハジロという名は、目が金色で、体が黒く、翼に白帯が出ているという意味です。
ハマシギ
密なかたまりとなって飛び、いっせいに方向転換する様子は壮観です。
潮が満ちてくると。岩の上でユリカモメに混じってとまっています。
こたえ
もんだいの正解は、すべて3ばんです。