市民ボランティアとともに夙川の松を元気にしています!
更新日:2024年4月19日
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菌根菌(きんこんきん)を活用して夙川の松を元気に!
桜の名所でもある夙川公園には、樹齢100年を越えるたくさんの松が植えられています。
この松並木の景観を維持するため、菌根菌を活用した取り組みを行っています。
菌根菌は松の根に付く菌類で、樹木が根から養分や水分を吸収するのを助けるなどの働きがあります。菌根菌の助けを借りることで松は元気に育つことができます。
民間のアドバイザーによる指導の元、松の根を剪定しました
菌根菌の資材(きのこの胞子液)をまきました
西宮市は、平成22年度よりきのこクラブOB会と協力して夙川できのこを採取し、採れたきのこから菌根菌の資材(胞子液)を作って松の根元にまくなど、松を元気にするための取り組みを進めています。
具体的には、以下のような作業を行います。
- 松の根元を掘りあげた後、新しい根の発生を促すため根を剪定する。
- 土壌改良材として粉状の炭を敷き均す。(炭を入れることで松の根に菌根菌が感染しやすくなります)
- 炭の上から、菌根菌資材をまく。
- 特に踏圧のかかる場所において踏圧防止マットを設置する。
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きのこクラブOB会の活動を紹介します!
きのこクラブOB会は、西宮市植物生産研究センター(北山緑化植物園内)が主催する「きのこクラブ」卒業生有志の団体で、植物生産研究センター「きのこ見本園」の管理や、きのこ標本の作製、甲山に自生するきのこの発生調査などを行っています。
今後も市民ボランティアとともにこのような活動を継続し、夙川の特色ある景観を大切にしていきたいと考えています。
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