平成29年度西宮市優良事業所顕彰受賞者
更新日:2024年4月1日
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「西宮市優良事業所顕彰~NISHINOMIYA TECH PRIZE(ニシノミヤ テック プライズ)」は、ものづくり等の分野で優れた技術力・研究開発力を有する事業所に光を当て顕彰するとともに、広くPRを行い、その企業活動を応援するもので、平成19年度に創設されました。
また、平成23年度からは広く事業所をPRするため、表彰対象の業種を拡大し、技術の応用力に優れた事業所を表彰対象としたNISHIINOMIYA APPLIED PRIZE(ニシノミヤ アプライド プライズ)を新たに設けました。
このたび平成29年度受賞事業所(4社)を次のとおり決定し、いずれの事業所も、「NISHINOMIYATECH PRIZE (ニシノミヤ テック プライズ)」での受賞となりましたのでご紹介します。
受賞事業所の紹介 NISHINOMIYA TECH PRIZE(ニシノミヤ テック プライズ)
(五十音順)
井上ヒーター株式会社(西宮浜4丁目)
優れた技術力
「工業用のプレートフィン熱交換器分野において、自社設計による製造技術及びコンパクト且つ高効率な製品開発」
受賞事業所の紹介
創業51年、前身の時代から数えると100年以上に渡り、主に蒸気を熱源とした熱交換器を設計・製作すると共に、各種装置においての温度、湿度及び圧力制御技術を事業としています。
エロフィンヒーターを最初に製作した専業メーカーとして1世紀を超える歴史からくる技術と実績は、工業用ヒーターを主体とする熱交換器に反映されています。また、高品質、納期厳守を徹底化する為の社内一貫製作へのこだわりと、従来比の1.5倍の熱伝導率をほこるアルミフィンを生み出す開発力が同社の強みです。高効率アルミフィンを使用したプレート式熱交換器『Bee』は環境・省エネ分野で高い評価を受け、「関西ものづくり新撰2015」に選定されています。
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株式会社指月電機製作所(大社町)
優れた技術力
「コンデンサ技術を基礎に環境保全・省エネルギーなどを考慮した電気エネルギー技術の製品開発力と推進力」
受賞事業所の紹介
1939年の創業以来、多様なコンデンサ及び関連商品の開発、製造、販売を行っています。
「お客様に満足を提供し、社業の発展を通して社会に貢献する」ことを社是とし、電気エネルギーマネージメントにおいて、環境と社会へ貢献することを基本とした商品及び要素技術の開発を積極的に行っています。
同社はフィルムコンデンサ製造の基礎技術を中核として、エネルギーの有効活用と電力品質の改善をキーワードに、高耐熱仕様のフィルムコンデンサ、ハイブリッド・電気自動車用のコンデンサや産業用インバータ向けのコンデンサなどの様々な市場ニーズに応えています。また、国際規格「ISO/TS16949」を取得し、今後成長していく電気自動車市場に向けて、国内・海外を問わず販路拡大に期待が持てます。
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辰馬本家酒造株式会社(建石町)
優れた技術
「丹波杜氏が積み重ねてきたかけがえのない技術と最新のバイオテクノロジーを一体化させた『六光蔵(ろっこうぐら)』における酒造り技術」
受賞事業所の紹介
創業350年以上の業歴をもつ伝統企業であるが、その伝統に甘んじることなくいつの時代も先取の精神を持って、時代時代の技術と情熱を酒造りに傾注しています。
同社は酒造りの複雑な工程を自動化した設備と手造り蔵を同じ建物の中に備えた酒蔵である『六光蔵(ろっこうぐら)』を1993年に完成させました。『六光蔵(ろっこうぐら)』での酒造りは日本酒の製造工程において厳密な管理が要求される温度管理、時間管理、水分管理といった技術やノウハウを全て最新の技術で置き換え、丹波杜氏が積み重ねてきた技術と酒造りの複雑な工程を自動化する設備を共存させ、伝統の継承と技術への挑戦をおこなっています。
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日本盛株式会社(用海町)
優れた技術の応用力(製品・サービス)
「丹波杜氏の伝統の技と自動化された酒造設備を融合した酒造り及び日本酒をより身近に楽しむことが出来る商品開発」
受賞事業所の紹介
創業128年、「もっと、美味しく、美しく。」のブランドメッセージのもと「健康・自然・安全・安心」を基本コンセプトとして、お客様視点の商品開発やブランド価値の強化に取り組んでいます。創業当時から受け継がれた丹波杜氏の伝統の技と、これまでに培われた高度な醸造技術を融合し、それらを最新の自動化された設備に組み込んで酒造りを可能にした技術を有しています。
また、生原酒を低温貯蔵と無菌充填技術により常温流通で長時間味わえる「ボトル缶生原酒」、業界初のホット販売専用の「燗酒(かんざけ)」を展開するなど、新たなスタイルで日本酒を楽しめる商品を提供しています。