猛暑到来 熱中症にご用心
およそ半数は65歳以上!
室内でも危ない!
7月は「熱中症予防強化月間」です。夏本番を迎え、気温が高くなる日が続くと熱中症の危険性も高まります。熱中症に十分注意し、楽しい夏を過ごしましょう。
【問合せ】保健所健康増進課(0798・26・3667)
熱中症は他人事ではありません
市内でも昨年194件発生!
室温や気温・湿度が高くなると、体内の水分や塩分バランスが崩れ、体温の調節機能が働きにくくなります。その結果、体温上昇やめまいなどの症状を引き起こすのが熱中症です。
例年7月~8月にピークを迎え、昨年は市内でも194件196人が救急搬送されており、およそ半数が65歳以上となっています。
※調査期間は平成28年4月25日~10月2日。市消防局調べ
例年7月~8月にピークを迎え、昨年は市内でも194件196人が救急搬送されており、およそ半数が65歳以上となっています。
※調査期間は平成28年4月25日~10月2日。市消防局調べ
予防法
水分
こまめに水分を補給しましょう。汗をかいたときは塩分補給も忘れずに。
空調
扇風機やエアコンを上手に利用しましょう。
休息
暑いときは無理をせず、こまめに休息をとりましょう。
遮光
日傘、帽子などで日差しを避けましょう。
高齢者・子供は特に注意
予防した“つもり”では危ない!
高齢者
水分はとっているつもりなんだけど・・・
- のどが渇いていなくても水分補給
暑さに対する感覚機能が低下したり、のどの渇きに対する感覚が鈍くなっています。 - より意識的に水分補給
若年者よりも体内の水分量が少ない上に、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。 - 室内でも熱中症に警戒を
体から熱を逃がす働きがある発汗機能が低下しています。暑い日の外出はもちろん、室内でも温度計を確認するなど注意が必要です。
子供
日差しには気をつけているつもりなんだけど…
- 顔色や汗のかき方に注意を
発汗能力が十分に発達していないため、深部体温が大人より大きく上昇し、熱中症の危険性が高まります。 - 子供は大人より高温の環境にいます
晴天時には地面に近いほど温度が高くなります。通常気温は150センチの高さで測ります。ある場所で気温が32.3度のとき、50センチの地点では35度を超えていたというデータもあります。
周りの人の声掛けや気づきが大切です
もし熱中症になってしまったら
すぐに体を冷やしましょう!
熱中症の疑いがある場合、放置すれば死に至る場合もあります。意識がない場合には、すぐに救急車を呼んでください。また、現場ですぐに体を冷やし始めることが重要です。
※次の手順で対応してください
※次の手順で対応してください
(1)涼しい場所への避難
- 風通しのよい日陰や、クーラーが効いた室内へ避難させましょう
(2)脱衣と冷却
- 衣服を脱がせ、体から熱の放散を助けましょう
- 氷のうを当てたり、水をかけることで体を冷やしましょう
(3)水分・塩分補給
- 自力で摂取できる場合は、水分や塩分を補給しましょう
- 大量に汗をかいた場合は、スポーツドリンクや食塩水(水1リットルに1グラム~2グラムの食塩)も有効です
(4)医療機関へ運ぶ
- 自力で水の摂取ができないときは、緊急で医療機関に搬送することが最優先です
- 倒れた状況を知っている人が付き添い、発生時の状態を伝えてください
暑さ指数(WBGT)
注意すべきは気温だけじゃない!
暑さ指数とは、「気温、湿度、輻射熱(ふくしゃねつ:地面や建物、体から出る熱)」の3つを取り入れた、熱中症予防のための指標です。WBGTが28度を超えると熱中症患者発生率が急に増えるため、注意が必要です。
※環境省の「熱中症予防情報サイト(http://www.wbgt.env.go.jp/)」や、市のホームページのトップページからも見ることができます。
※環境省の「熱中症予防情報サイト(http://www.wbgt.env.go.jp/)」や、市のホームページのトップページからも見ることができます。