メッセージ「HAPPY CREATORという仕事」 たかい よしかず
西宮市民として暮らし始めて15年を経た昨年11月に、西宮市民文化賞の栄誉をいただきました。西宮市観光キャラクター「みやたん」の制作をはじめ毎年イタリアで開催されるボローニャ国際絵本原画展(西宮市でも毎夏に大谷記念美術館で開催されています)での4度入選など、創作活動を高く評価していただき、たいへん嬉(うれ)しく思います。
イラストレーター・絵本作家と紹介されますが、人を喜ばせることが自分の天職と思っていて、「僕はハッピークリエイターです」と自己紹介しています。名前を漢字では「喜和(よしかず)」と書き、人を喜ばせて和となす。自分にぴったりの名前を付けてくれた両親に感謝しています。
小学生のとき、学級新聞の4コママンガを描かせてもらうことになり、絵を描くのが好きだった私はここぞとばかりに頑張りました。完成した壁新聞のマンガを見て多くの友達が笑ってくれました。自分のした事で他の人が喜んでくれる――それが自分にとって嬉しいことだと気付き、その時の嬉しい気持ちが今の仕事につながっています。何かひとつ自分の好きなことを見つけて究(極)める。それが仕事につながることほど幸せなことはありません。そのためにも子供たちには小さい頃からいろいろな体験をさせ、その中から子供が気に入ったことを見つけ、ぜひフォローしてあげてください。私の子供時代の勉強嫌いはきっと押し付けだったからだと思います(笑)。私の現在はというと、絵本作家としての創作活動がいちばんのウエイトを占めています。
大学4回生のとき、中学校で教育実習をしました。実習後に感じたことは、先生というのは時間の2割を授業に使い、8割を生徒の生活指導に使える人がなるべきであって、私に先生は無理だと思いました。しかし同時に自分の中には子供たちに何か伝えたいことがあるような気がしました。そこから20年かかって絵本作家になりました。
世界に出ていくにはどうすればいいか?――考える力を養うことです。「そうぞう力」とは想像力と創造力の二通りの漢字が当てはまります。まずは頭で考え、思い描くこと。そして、それを形にしていくこと。この力があれば私たちは世界と同等もしくはそれ以上にやっていくことができるのではないでしょうか。西宮からそういう人が出ることを願ってやみません。これからの西宮のため、そして日本のため、世界のために。
イラストレーター・絵本作家と紹介されますが、人を喜ばせることが自分の天職と思っていて、「僕はハッピークリエイターです」と自己紹介しています。名前を漢字では「喜和(よしかず)」と書き、人を喜ばせて和となす。自分にぴったりの名前を付けてくれた両親に感謝しています。
小学生のとき、学級新聞の4コママンガを描かせてもらうことになり、絵を描くのが好きだった私はここぞとばかりに頑張りました。完成した壁新聞のマンガを見て多くの友達が笑ってくれました。自分のした事で他の人が喜んでくれる――それが自分にとって嬉しいことだと気付き、その時の嬉しい気持ちが今の仕事につながっています。何かひとつ自分の好きなことを見つけて究(極)める。それが仕事につながることほど幸せなことはありません。そのためにも子供たちには小さい頃からいろいろな体験をさせ、その中から子供が気に入ったことを見つけ、ぜひフォローしてあげてください。私の子供時代の勉強嫌いはきっと押し付けだったからだと思います(笑)。私の現在はというと、絵本作家としての創作活動がいちばんのウエイトを占めています。
大学4回生のとき、中学校で教育実習をしました。実習後に感じたことは、先生というのは時間の2割を授業に使い、8割を生徒の生活指導に使える人がなるべきであって、私に先生は無理だと思いました。しかし同時に自分の中には子供たちに何か伝えたいことがあるような気がしました。そこから20年かかって絵本作家になりました。
世界に出ていくにはどうすればいいか?――考える力を養うことです。「そうぞう力」とは想像力と創造力の二通りの漢字が当てはまります。まずは頭で考え、思い描くこと。そして、それを形にしていくこと。この力があれば私たちは世界と同等もしくはそれ以上にやっていくことができるのではないでしょうか。西宮からそういう人が出ることを願ってやみません。これからの西宮のため、そして日本のため、世界のために。