まちづくり評価アンケート結果
市民満足度の高い市政の実現に向けて

市は、市民の皆さんの価値観やニーズを的確にとらえ、市民志向の市政運営を行っていくために「まちづくり評価アンケート」を実施しました。
アンケート結果および分析の概要は次のとおりです。
結果の詳細については市のホームページ(市政情報→行政経営改革)に掲載しています。
問合せは行政経営推進課(0798・35・3600)へ。

調査方法

まちづくり評価アンケートは、平成24年6月20日~7月20日にかけて、市内全域で無作為に抽出した、20歳以上の市民の皆さん5000人を対象に行いました。アンケートの回収状況は表のとおりです。
内容は、第4次西宮市総合計画の50施策について、A・Bの2票に分けて実施しました。
A票では、施策に対する市民の「受け止め方」を調べるため、各施策の「期待度」、「満足度」を7段階(0点~6点)で答えてもらい数値化しました。そして、ギャップ値(期待度の平均値から満足度の平均値を差し引いたもの)を算出し、当該施策に関する市民の皆さんの認識を明らかにしました。
B票では、各施策に関する市民の「行動」を調べるため、各施策に対応するさまざまな設問について答えてもらい、施策の効果をとらえました。
アンケートの回収状況
発送数回収数回収率
全体5000214642.92%
A票250096138.44%
B票2500118547.40%
期待度・満足度・ギャップ(平成24年)
施策の期待度
順位内容
1医療サービスの充実
2子育て支援の充実
3水の安定供給
4消防・救急救助体制の充実
5災害・危機に強いまちづくり

46生活自立の援助
47産業の振興
48都市農業の展開
49大学との連携・交流
50都市型観光の振興
施策の満足度
順位内容
1水の安定供給
2下水道・河川の整備
3良好な住宅・住環境の整備
4芸術・文化の振興
5公民館・図書館機能の充実 他

46都市農業の展開
46生活自立の援助
48交通安全対策と駐車対策
49健全な財政運営
50組織の活性化と職員の育成
施策のギャップ
順位内容
1交通安全対策と駐車対策
2健全な財政運営
3災害・危機に強いまちづくり
4医療保険・医療助成・年金制度の安定
5戦略的な行政経営体制の確立

46人権問題の解決
47多文化共生社会の構築と国際交流の推進
48市民活動の支援
49大学との連携・交流
50都市型観光の振興

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アンケート結果より

期待度の高い施策として、「医療サービスの充実」や「子育て支援の充実」などがあがっています。
一方で「都市型観光の振興」、「大学との連携・交流」といった施策の期待度が低くなっていることが分かります。
満足度については、「水の安定供給」、「下水道・河川の整備」などが高くなっています。
一方で「組織の活性化と職員の育成」、「健全な財政運営」といった施策が低くなっています。
ギャップ値の大きい施策(市民の皆さんの期待度に比べて満足度が低いもの)は、取り組むべき必要性が高く、「交通安全対策と駐車対策」、「健全な財政運営」、「災害・危機に強いまちづくり」といった施策が大きい値となっています。
アンケートを通して、各施策に対する市民の皆さんの感じ方や行動、効果(進み具合)についてとらえることができました。

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3年間の結果を分析

アンケートは、平成21年、22年、24年の3回実施しました。
このたび、各年の調査結果から、ギャップ値が大きい施策や自由意見が多く寄せられた、「子育て支援の充実」や「高齢者福祉の充実」、「医療サービスの充実」、「災害・危機に強いまちづくり」、「交通安全対策と駐車対策」など7つの施策について分析を行いました。
主な分析内容として、「医療サービスの充実」は、期待度が各調査で毎回トップとなり、高齢化社会における市民の医療への関心の高まりがうかがえる結果が出ています。
また、「子育て支援の充実」は、期待度の平均が3回の調査で2番目となっており、本市は若い世代の人口が増加していることから、保育需要の増大の表れであると推測されます。
さらに「災害・危機に強いまちづくり」については、期待度が上昇し満足度は減少している傾向となっており、東日本大震災の発生が関係しているものと考えられます。
このようなアンケートの分析結果を踏まえ、今後も市民の皆さんに満足してもらえる市政の運営に努めます。
なお、分析結果は市のホームページで公開しています。

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