更新日:2024年11月29日
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貫名主査 土木局 営繕部 営繕課 2013年入庁【大学院卒】
今の担当業務とやりがいは?
入庁より営繕業務に携わっています。具体的には公共建築工事の発注者として、プロジェクトの企画段階から関わり、設計・監理を担当しながら公共建築を造り上げ、維持することが主要な業務です。建物の始まりからお終いまで携わることが出来ます。とは言え、自分自身で設計することは稀で、プロジェクトの前提条件を組み立て、それを業務仕様書に書き換え、民間の設計者に発注することになります。この前提条件が適切なものになっていないと、やっぱりいい建築にはならないので、大きな責任を伴うが、行政職員の仕事の魅力でもあります。
役所生活で、部署異動による経験などがどのように仕事に活きていくか
私自身西宮市役所内では大きな異動を経験していませんが、2017年度から2年間応援職員として宮城県女川町に派遣されていました。津波被害で大きな被害を受けながらも、力強く復興まちづくりがなされており、女川駅前商業エリアなどは高く評価されています。西宮市と比べると小さな組織でしたので、仕事の領域も広く、また自分の仕事がダイレクトにまちづくりに影響を与えることが実感できました。改めて発注者が担う責任について考えさせられる経験でした。まちや組織が大きくなると、そのダイレクトさみたいなものは感じにくいですが、本質は変わらず、発注者のまちに対する思いや建築に対する理解が大きく結果につながるように感じます。ですので、なるべく自分の思いもぶつけてみたり、理解に努めるようにも心がけています。
プライベートについて
民間に就職した友人と話をしていると、プライベートも充実させやすい環境なんだなと実感します。高校までバレーボールをやっていたのですが、社会人になって再開し今でも週一回程度市役所のサークルで汗を流しています。まさかもう一回やるとは思っていませんでした。また、ここ2,3年は建築職の仲間たちで「hitotoki」というサークルでプロダクトを起点に場づくりやまちとつながる活動もゆるく行っています。
採用応募者へ一言
自分もそうだったのですが、きらきらした世界に憧れて建築学科に入ったものの、なかなか手が動かなくて建築をあきらめようかと悩んでいる人もいると思います。でも、視野を広げてみると建築に携わる仕事はたくさんあります。「発注者」として携わるのも楽しいので、ぜひ行政職員も検討してみてください。