第67回　西宮市中学校連合体育大会（中連体）

令和5年11月9日、日差しが眩しく感じる青空の下、西宮市立中学校と義務教育学校、特別支援学校の中学生が、阪神甲子園球場で西宮市中学校連合体育大会を行いました。

今大会のスローガンは「踏みならせ『伝統の地』響け我らの歓声！！」です。
吹奏楽の演奏、各校の紹介とともに緊張した面持ちの生徒たちが入場しました。

大会会長　重松教育長より
「皆さんが、今、立っているグラウンドで今年も数々の熱戦が繰り広げられました。その選手の姿から沢山の人が感動し、未来への希望を見出しました。その戦いが魅せた感動と同じように深い友情で結ばれた皆さんの演技が、私たちに感動を与えてくれると期待しています。今日一日、スポーツを楽しんで、しっかりとがんばってください。」
とことばがありました。大社中学校の生徒代表が宣誓を行い、演技と競技が始まりました。

矜持とは、誇り、プライドです。学校の顔として阪神甲子園球場で行進をする誇りと中堅学年として学校を支えるプライド。それらを胸に、力強い演技を披露しました。

期待と不安を持って入学して半年が経ち、明るく元気に毎日をがんばっている1年生。涼風（すずかぜ）のような爽やかな風を、球場いっぱいに吹かせるような演技をしました。

辛いことや悲しいことがあっても、このダンスを踊れば、その場にいるみんなが笑顔になれます。球場を太陽のように明るく照らし、笑顔あふれるダンスで、みんなに元気とパワーを送り届けてくれました。

各校男子代表チームが熱い戦いを繰り広げました。どのチームも最後まで諦めずに駆け抜ける姿に観客席からは大きな声援が上がりました。

張り詰めた空気の中、スタートした1500m走。各校代表選手がゴールを目指して力走します。自校の応援が選手たちの背中を後押しします。

中学生になって初めて経験する中連体。新たな仲間と阪神甲子園球場で演技できる喜びを胸に、情熱とひたむきさを全身で表現。最高の仲間たちと創りあげる集団美を披露しました。

各校女子代表によるリレーが始まると、大きな声援が湧き上がります。どのチームも力強い走りで魅せてくれました。

一糸乱れぬ気をつけの姿勢が生み出す「静」と力強く美しい体操が創り出す「動」。3年間で創りあげた仲間との連帯感を、最後の中連体で精一杯見せてくれました。

様々なことがあった中学校生活。苦楽を共にした最高の仲間とともに明るい未来に向かって、心を込めてダンスをする姿をみせてくれました。

大会委員長より
「今年はコロナ前の形に戻しての開催で、スローガンの通り、伝統の地で力強く踏み鳴らし、歓声の響く中連体となりました。阪神タイガースが38年振りの日本一に輝いたまさにその年に、ここ阪神甲子園球場で演技できたことは一生の思い出になり、その貴重な体験は皆さんの心の中に宝物として輝き続けることでしょう。がんばることは美しい、そんな爽やかな感動をありがとう。」
とのことばがありました。
全ての演技、競技が終わり、生徒たちが届けてくれた「感動」が阪神甲子園球場を包みました。

各校が校歌を熱唱し、全てのプログラムが終了。阪神甲子園球場で生涯忘れられない一日を過ごしました。