【浜脇中学校】ICTを活用した授業「NIE(Newspaper in Education)」
更新日:2023年3月6日
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令和5年(2023年)2月6日、西宮市立浜脇中学校の3年5組で「NIE」の授業が行われました。授業では、GIGAスクール構想に基づき1人1台配付されたタブレットPCが活用されていました。
NIEとは「Newspaper in Education」の略であり、教育現場で新聞を教材として活用する取り組みとして1930年代にアメリカで始まり、日本では1985年に静岡で開かれた新聞大会で提唱され、徐々に全国の学校で取り組みが進められています。
浜脇中学校では、令和元年より、NIEノート(週に1度、生徒各自が興味関心のある記事をまとめ、感想を書き、発表する)の作成に取り組んでいます。令和5年(2023年)1月より、木曜日に「朝NIE」も実施し、NIEを日常の学習に定着させる取り組みをしています。
プレゼンテーション
授業の前半は、事前に選ばれた生徒が新聞の記事を元に興味を持った内容についてプレゼンテーション。各自が作成したNIEノート(発表用資料)を電子黒板に映し出しながら、国内で起こった様々な事柄等について、自ら読み解いた感想を自由に述べました。
生徒の発表が終わるごとに、先生がデジタル新聞の記事を電子黒板に映して解説を行いました。
次は、先生が注目した記事についてどのように考えるか。生徒たちは率直な意見を述べ合いました。
ディベート
授業の後半は、前の週に与えられたテーマについて意見を発表するディベートを実施。温室効果ガス削減を巡り行われるCOP(国連気候変動枠組み条約締約国会議)の、パリ協定の参加国で意見が対立する中、自分たちはどの国を支持するか。
グループに分かれインターネットで様々な情報を得ながら話し合い、導き出した「根拠」を元にパワーポイントで意見をまとめていきました。
最後に、作成したパワーポイントを電子黒板に映しながらグループでまとめた意見の発表を行いました。限られた時間の中でまとめられた意見はグループごとに異なり、支持する国も分かれましたが、それぞれがしっかりと「根拠」を導き出し理由とすることで、どのグループの意見も説得力のあるものとなりました。