【大社小学校】甲子園浜の自然観察学習
更新日:2024年1月15日
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※この記事は平成30年度に作成したものです。
平成30年(2018年)6月12日、大社小学校の3年生が校外学習で、甲子園浜自然環境センターへ行きました。
この校外学習は、甲子園浜に生息する生きものを観察し、自然環境を考えるきっかけとすることがねらいです。
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【甲子園浜】
甲子園浜では生息しているカニ、貝などの生きものを探し、それを観察しました。
最初に、講師からは「アサリ、マガキなどの貝はあまり動かないのでよく探して見つけてください。皆がよく見つけることができるのはユビナガホンヤドカリ、ケフサイソガニです。これらは水が引いているところに生息しています。石の下に生息しているので持ち上げて探してください。また、イシガニは泳ぐのが上手なので水がたくさんあるところに生息しているかもしれません。がんばって探してください。」と、様々な生きものの生態や生息している場所などの話を聞き、子供たちは興味が湧いている様子でした。
生きものを入れる容器を手に、子供たちはわくわくした表情で浜に移動をしました。
大きな石を友達と一緒に持ち上げ、逃げていくカニを捕まえたり、友達と協力して生きものを探す姿が見られました。
探しているとき、児童からは「ここにいっぱいいる!」、「うわぁ!このカニ、大きい!」、「これはなに?」などの声が聞こえ、生きものと触れ合うことを楽しんでいる様子でした。
生きもの探しが終わり、講師が「この生きものはいましたか?」とイシガニやアカクラゲなどの写真を見せて質問すると、子供たちは元気な声で「いたよ!」と返事をしました。その後、捕まえた生きものを手に取り、色や形を見比べながら、種類やオス・メスの違いなどを観察しました。
観察が終わると、生きものを生息していた場所に優しく帰しました。
【甲子園浜自然環境センター】
昼食を食べた後、甲子園浜自然環境センターの施設見学をしました。
このセンターは、自然豊かな甲子園浜の保全と自然観察・環境学習活動の支援を目的とした施設です。
ここには、貝やカニの標本の展示や、カニ、ヤドカリなどがいる「水槽コーナー」があり、展示を見ながら生きものたちを取り巻く環境について学習ができます。
鳥の観察コーナーで児童たちは、双眼鏡を覗き込み、「どこにいるの?」と浜を探し、見つけたときには「あ、あそこにいた!」と鳥を発見したことに喜んでいる様子でした。
甲子園浜のゴミや漂着物の展示コーナーでは実際に浜に落ちていたゴミが展示されています。センターの方から「人が捨てたゴミによって、生きものたちの命が奪われています。」と話があり、児童は、「これは、絶対ダメなものだ。こんなものが浜に流れ着いているのは信じられない」とゴミの大きさや種類の多さに驚いている様子でした。
【子供たちの感想】
子供たちは「こんなにたくさんの生きものがいるとは知らなかったです。」、「生きものをたくさん見つけることができて良かったです。また家族と来たいです。」、「ゴミによって多くの生きものの命が奪われていることを知り、ゴミはきちんと処理しなければいけないと思いました。」
と感想を話してくれました。
この校外学習で甲子園浜の豊かな自然環境に触れ、この自然を守るためにどうしたら良いかを、考えるきっかけとなった様子でした。
【動画:子供たちの感想】
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