【苦楽園小学校】湯川記念こども課外教室~未来の科学者たちへ~
更新日:2024年1月12日
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※この記事は平成30年度に作成したものです。
平成30年(2018年)12月7日、苦楽園小学校で小学校6年生を対象とした「湯川記念こども課外教室」が行われ、第33回西宮湯川記念賞を受賞された立教大学理学部物理学科の小林努准教授から講話がありました。
【小林努准教授の講話】
講話は、小林努准教授の自己紹介から始まりました。
この世界に興味を持ち出したのは、中学校1年生の頃にアインシュタインの相対性理論の番組を見たのがきっかけと児童たちに話してくれました。
次に、本題の宇宙についての話がありました。
「宇宙はどのようにしてはじまったのか?」、「宇宙はどのように進化して現在の姿になったのか?」、「宇宙は何からできているのか?」など、数学と物理学を使い、答えを探求し続けている科学者たちの話をしてくれました。
万有引力、重力レンズ、ダークエネルギーなどの難しい専門用語の話のときは、プロジェクター映像と一緒に説明があり、児童たちは真剣に話を聞いている様子でした。
小林努准教授の講演が終わると、会場は大きな拍手に包まれました。
【宇宙についての質問コーナー】
授業の最後には質問コーナーがあり、児童からは、「ダークマターのマターはどういう意味ですか?」、「宇宙は、どれくらい広いのですか?」、「地球以外に生命体がいる星はありますか?」など、様々な質問がありました。
小林努准教授は「マターは物質という意味です。」、「宇宙の広さは無限ですが見えている部分は有限です。宇宙の年齢が150億歳なので、光の速度を掛けると宇宙の広さになります。」、「地球以外に生命体がいる星は現段階では、まだ見つかっていません。」と児童の宇宙に対する疑問に丁寧に答えてくれました。
その後、代表の児童2名が小林努准教授に花束を贈呈し、課外教室は終了しました。
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