日本酒好きだけでなく、ファミリーも楽しめるイベント「白鹿 蔵開き ソトノミフェス」の様子をレポート!
更新日:2018年3月2日
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家族で楽しめる「白鹿 蔵開き ソトノミフェス」
老舗蔵元が勢ぞろいする西宮市ならではの蔵開きイベント
全国に名高い歴史ある酒どころとして知られる西宮市で、日本酒振興プロジェクトの一環として行っている恒例イベント「西宮蔵開2018」を今年も開催。西宮市内6つの蔵元が敷地を開放し、しぼりたての新酒を販売するほか、蔵元ごとに様々な催しを実施する日本酒好きだけでなく、ファミリーも楽しめるイベントです。
今回は"白鹿"のブランドで知られる1662年(寛文二年)創業の辰馬本家酒造の本社にて、2月17日に行われた「白鹿 蔵開き ソトノミフェス」に密着。取材にご協力いただいた佐原さんファミリーのコメントと共に当日のイベントの様子をお届けします!
辰馬本家酒造の本社で行われた鏡開き
来場者の五感を刺激するさまざまなプログラムが同時展開
「私の出身が山口でして、獺祭など有名なお酒が身近にあったことなどから、夫婦そろって日本酒は大好きなんです」と話すのは奥様。お酒の中でも特に日本酒が好みだという佐原さんご夫婦は、限定販売される新酒や古酒に興味津々の様子。また、小学1年生の愛娘の花音ちゃんは前日から楽しみにしていたという「杉玉作りワークショップ」や、会場を回る「スタンプラリー」に早く参加したいようでワクワクしているようでした。
日本酒を五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)で楽しむことをコンセプトにした今回の「白鹿 蔵開き ソトノミフェス」。当日一番人気だったのはやはり新酒の販売ブース。蔵開き限定酒を求める大勢の日本酒ファンによって、イベント開始からあっという間に長蛇の列ができあがっていました。
行列に参加して、お待ちかねの新酒"蔵開きしぼりたて無濾過生原酒"を味わった佐原さんご夫婦は「想像していた以上にすっきりして飲みやすい!」「こんなにおいしいのに水みたいにスッと入ってくるから、つい飲みすぎてしまいそう(笑)」と揃ってご満悦。また同ブースでは甘酒や酒まんじゅうも販売されるなど、アルコールが苦手な人や子供向けのメニューも充実していました。
蔵開き限定の日本酒を求める人で大にぎわいの販売ブース
お目当てだった新酒をじっくりと味わう夫妻
会場には協賛企業による飲食ブースも多数出店。日本酒と相性ピッタリのお寿司や特製粕汁だけでなく、ピザやハンバーガーなど、日本酒との意外なマリアージュが体験できるメニューも充実していました。また会場のBGMに、プロのDJによる生のクラブミュージックを採用するなど、ソトノミの開放感の中で伝統にとらわれない自由な雰囲気が会場を包み込んでいました。
できたてアツアツのピザを「おいし~」とほお張る花音ちゃん
蔵開仕様、酒樽でできたスピーカーのDJブース
杜氏が西宮の酒を支える"宮水"の井戸場を案内してくれる「宮水ウォーク」や、蔵元で新酒ができたことを知らせる「杉玉」作りに挑戦するワークショップ、会場内のスタンプを集めて、お猪口やピンズと交換する「スタンプラリー」など、お酒が飲めない方や、子供たちも酒蔵の空気を楽しめるプログラムも盛りだくさんでした。
少しお酒に酔ってきたパパとママに「これはどうしたらいいの~?」と質問しながら、一生懸命プログラムに参加する花音ちゃんが印象的でした。
真剣な表情で杉玉作りに挑戦する花音ちゃん
自分だけの杉玉が完成し笑顔いっぱい
スタンプラリーには他にもたくさんの子どもたちの姿がありました
スタンプを集めてお猪口と、とってもキレイな白鹿のピンズをゲット!
酒を混ぜる工程"櫂入れ" を体験!
購入したお酒の瓶にシールを貼ってマイボトル作りを楽しむ花音ちゃん
「来年も家族揃って遊びに来たい」と大満足の一日に
お酒が回って、ほんのり顔を赤くされた佐原さんご夫婦に本日の感想を伺いました。
「お酒を飲みながら、いろんなものを見て回ることって普段なかなかできないので、それだけでも非日常な感じがして楽しかったですね。一日では回り切れないほど、いろんなプログラムが同時に行われていて、イベント規模の大きさにも驚きました」。奥様も「ひとつひとつのプログラムが大人だけじゃなくて子供と一緒に楽しめたのが好印象でした。来年もぜひまた"家族"で参加したいですね」と笑顔で話していました。
最初は慣れない雰囲気に少し緊張した様子だったものの、最後には思い切りイベントを楽しんでいた花音ちゃん。「杉玉作りも、スタンプラリーも楽しかったけど、瓶にシールを貼るところが特におもしろかったです」とかわいいコメントを残してくれました。
帰りにはおみやげも購入し、大満足の一日に
今回紹介した「白鹿 蔵開き ソトノミフェス」のほかにも、西宮市内6つの蔵元がそれぞれ特色ある催しで参加者を楽しませてくれる「西宮蔵開」。日本酒が好きな方はもちろん、お酒が飲めないからと敬遠されていた方や、子供連れの方も気兼ねなく楽しめること間違いなし!来年度の開催時には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
NISHINOMIYA COMMONS編集部
辰馬本家酒造本社のマーカーリスト