夏休み 山・川・農地で西宮の自然を楽しもう!【第3弾】"甲山産"夏野菜を使った特選カレーづくり!
更新日:2018年8月25日
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“甲山産”野菜を収穫!
甲山周辺の里山について
甲山周辺は、(1)市街地から近く自然が豊かである、(2)団体・企業・市民などが参加する里山活動が活発である、(3)課外活動ができるキャンプ場がある、(4)甲山自然環境センターなど環境学習の拠点がある、(5)農地をはじめとする里地の環境があるなど、市街地にあって新しい形の里山「都市型里山」としての魅力がいっぱいです。
2015年(平成27年)には環境省による「生物多様性保全上重要な里地里山」(全国500箇所)に選ばれました。
里地と里山の保全に重要な役割を担う農地
NPO法人こども環境活動支援協会(LEAF)では、神呪寺の農地を活用し、農薬を使わない方法で、甲山のコナラなどの落ち葉で作った「たい肥」で、稲や麦、野菜を作っています。水田では多様な生物が見られるようになってきました。
今回は、こんな甲山の恵みを受けた野菜を収穫させてもらい、夏野菜カレーをみんなで作りました。
ナスビ、トマト、トウモロコシの収穫体験
まず最初に、カレーの具材として使うトマトとナスビを収穫。一人ずつはさみで丁寧に切り取りました。
トマト畑の横には、ネットで覆われた厳重な柵があり、中ではトウモロコシが育てられています。最近、この周辺でもアライグマが出没しており、アライグマからトウモロコシを守っているとのこと。刈り取ったばかりの新鮮なトウモロコシは生でも食べられるということで試食してみました。子どもたちは、「すごく甘い!おいしい!」ともぎたてのトウモロコシを頬張りました。
マッチを使わず、火おこしできたよ
キャンプ場のかまどでカレーとご飯を作るには、まずは火おこしをしなければなりません。
今回は、大阪ガスの協力を得て、「火育マイスター」の方々に来ていただき、「火」についてのお話を聞いた後、火おこしを体験しました。
まず最初に、「マッチ」で火をつける練習をします。マッチを擦るのが初めての子どもたちもいて、恐々マッチを擦っては、慌てて消して、を繰り返し何度かチャレンジしてマッチで火をつけることが出来るようになりました。
本番の火おこしは、マッチを使わず、木を擦りあわせて火をつける方法です。
土台の板の穴に木の棒を差し入れ、棒にひもを巻き付け、力を入れてひもを左右交互に引っ張り続けます。少しすると焦げて黒く溜まった木屑から煙が出てきます。手で扇ぐと赤い火がぼぉっとともり、火おこしは成功!この火を使って、かまどで薪を燃やすことができました。
力を合わせて夏野菜カレーづくり
3人一組で一つの飯盒を使い、順番にみんながお米を研いで水を入れ、かまどに載せます。いつ沸騰するのか、蒸しあがるのか、火から離すタイミングは、みんな注意して見ておくようにと言われて、少し緊張した様子。
次は、カレー作りです。野菜の調理はみんなで協力します。ジャガイモの皮をむいて、ナス、タマネギ、トマトを一口サイズに切る作業は、力を合わせて上手にできました。
みんなで作った具だくさん夏野菜カレーも完成し、いい香りが漂ってきて、おなかがグーとなったような・・・。飯盒で炊いた美味しいご飯とみんなで作った特製カレーをいただきました。食べた後は、後片付けも協力してがんばりました。
一番のお気に入りを絵日記にまとめたよ
首まで浸かって川で遊んだこと、川でサワガニを3匹つかまえたけれど、挟まれて痛かったこと、夜に虫を採ったこと、広河原で虫捕りをしたこと、トンボがきれいだったこと...たくさんの発見や驚きがつまった甲山の自然体験を、子供達が絵日記にまとめてくれました。
甲山自然の家から登山道を通って神呪寺の境内へ出てくると、大阪平野が一望できる展望スポットです。大阪のビル群や生駒山系、関西国際空港もばっちり見えて気分爽快。
西宮のシンボル「甲山・仁川」で、自然の中で元気いっぱい思いっきり遊んで、夏休みの楽しい思い出になったかな?
全員で記念写真を撮りました
NISHINOMIYA COMMONS編集部
[協力]NPO法人こども環境活動支援協会
甲山自然の家のマーカーリスト
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