「放課後」は子供を育てる
成長にかかせない大切な時間を守るために
以前と比べて、放課後の子供たちの環境は変化しています。
子供の成長にとって、より良い放課後の環境にするために、私たち大人は何ができるのでしょうか。
【問合せ】放課後事業課(0798・35・3652)
そもそも 今、子供たちの放課後はどうなってるの?
現在の子供たちを取り巻く放課後の環境を、子供や周囲の大人のつぶやきから読み取ってみましょう。
(子供の居場所づくりコーディネーターによる聞き取りや、教育連携協議会での意見から抜粋)
(子供の居場所づくりコーディネーターによる聞き取りや、教育連携協議会での意見から抜粋)
- 子供たち
-
- 毎日、塾や習い事に行ってるよ
- 公園に行っても誰もいないから、つまらないな
- 野球とかサッカーがしたいけど、思い切り遊べる場所がないな
- 1人だからテレビを見て暇つぶし
- 知らない人としゃべらないようにしているよ
- 違う学年の子とは遊んだことがないし・・・
- 地域の人
-
- いけない事をしている子を見かけても、叱れないな
- 挨拶をする子が減って寂しいな
- 保護者
-
- 外で遊ばせたいけど不審者がいないか心配だわ
- 家でネットやゲームばかりして困っているの
子供たちにとって放課後の時間は、遊びの中で社会性や協調性を学ぶ場でした。近年、子供たちのコミュニケーション能力の低下や社会・協調性が欠如していると耳にするようになりましたが、もしかすると子供たちを取り巻く環境の変化が関係しているかもしれません。
例えば
例えば
- さまざまな学年の子が交じり合って遊び、けんかや仲直りをする機会の減少
- 近所の大人たちが、子供たちを寛容に見守る風土の変化
- 少子化の進行や、広い空き地が減少したことで、大人数で思い切り遊ぶ機会が減少
子供たちの育ちを支えていた当たり前の景色が、昔と比べて変わってしまったのかもしれません。
そこで みんなで考えませんか?
子供たちの望みは? 地域の大人の役割は?
子供たちを育んでいくため、どのような環境を整えていくのが良いのでしょうか。
市では より良い放課後をつくるために
市はこれまで、児童館や育成センターのほか、地域の参画を得て実施している放課後子供教室、学校施設等で放課後の遊びや学習の場を提供する子供の居場所づくり事業など、放課後の環境づくりに取り組んできました。
開放された図書室で宿題に取り組む子供たち
(子供の居場所づくり事業)
- 市の取り組み
-
- 就労家庭の子供たちに充実した生活の場を提供
→ 留守家庭児童育成センター - 子供たちの体験・交流活動の場を提供
→ 放課後子供教室事業 - 子供たちが楽しく過ごせる居場所を提供
→ 児童館、子供の居場所づくり事業
- 就労家庭の子供たちに充実した生活の場を提供
- 参加した子供たちに変化は?
子供の居場所づくり事業がパワーアップ!
さらに子供が参加しやすくなるよう運用を見直した新方式「(愛称)放課後キッズ」の試行を、高木北小学校で6月から、平木小学校で7月から開始します。
【特徴】
- 授業終了後に直接参加可能
- 終了時刻を延長し午後5時まで実施
- 長期休業中は午前8時半~午後5時まで実施 など
→ 効果を検証し実施校を順次拡大!
詳しくは... 西宮市ホームページ(放課後キッズルーム)で検索
市HPで検索して下さい!
市HPで検索して下さい!
子供たちを見守るサポーター活動に興味のある人は、放課後事業課(0798・35・3652)まで問合せを!
放課後事業課中尾課長
子供たちの成長を支える環境の選択肢として
子供たちは、小さな失敗を繰り返したり多様な関わり合いを通して一人前に成長していくのではないでしょうか。大切なのは私たち大人が、子供たちの成長に必要な環境づくりにどう向き合うかだと考えています。当事業においても、子供たちの育ちの一助になることを願い、今後も成長に必要な環境づくりに取り組んでいきます。