明けましておめでとうございます。市民の皆さんには、希望に満ちた新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

私は、昨年５月、第１２代西宮市長に就任して以来、「明るく元気なまち西宮をつくろう」と全力でまちづくりに取り組んでまいりました。

わがふるさと西宮は、交通の利便性の良さや豊かな自然環境、充実した教育・文化施設、大型商業施設の進出等によるまちのにぎわいなど多彩な魅力にあふれています。また、コミュニティ活動などが大変盛んな「市民力」という誇るべき財産を持ち、現在、人口４８万人を超える中核市として発展しています。

昨年は、阪急今津線の高架化などハード面の整備を進めるとともに、８月には平和市長会議への加盟などソフト面でもさまざまな施策を推進してまいりました。そして、副市長人事については、１０月に兵庫県から現職のまちづくり担当部長の本井氏を起用しました。これは、これまで市行政経験者の起用が続いていましたが、外部人材の登用で組織の活性化を図るものです。また、地域主権の時代を迎え、兵庫県とこれまで以上の連携を強め、安全安心なまちづくりを一層進めるために決断した人事であります。

新年は、西宮の素晴らしい魅力をさらに高め、夢と希望いっぱいのまちづくりにチャレンジしてまいります。このため、保育所待機児童の解消や公共施設の耐震化、中央病院問題など山積する課題にも積極的に取り組んでまいります。また、子どもたちの夢を育む学校教育を推進するとともに、相談支援体制の整備など福祉施策の充実に努めます。さらに、環境学習の取り組みや産業振興とにぎわいづくりに力を入れるとともに、西宮方式の事業仕分けのモデル実施などを進めてまいります。

今年の干支は「卯（うさぎ）」です。

私は、新年の初めにあたり決意を新たに、一歩一歩しっかりと足元を固めながら、この干支のごとく、さらなる飛躍の年になるよう努力してまいります。市民の皆さんの一層のご理解とご協力をお願いいたします。